トラリピとスワップポイント

トラリピで貰えるスワップポイントとは

トラリピのようなFXの取引では「スワップポイント」が必ず付いて回ります。スワップポイントとは各国の通貨の金利差を埋めるための金額のことです。例えば、現在の日本の政策金利は-0.1%になっていますが、アメリカの政策金利は2.5%となっており、金利差が発生しています。この金利差をスワップポイントとして投資家に還元されます。現在の日本の政策金利はマイナス金利であるため、どの外貨を持ったとしても、スワップポイントが貰えることになります。

スワップポイントの計算式は以下になります。
・スワップポイント=為替レート×通貨量×政策金利差
1.米ドル/円の場合
米ドル/円において、為替が1米ドル=106円の時に1万通貨を購入したとします。金利差は2.6%(2.5%-(-0.1%))あります。
106円×10,000通貨×0.026=27,560円
スワップポイントは27,560円になります。

2.豪ドル/円の場合
リピート系FX取引において最も人気の高い通貨ペアである豪ドル/円の場合は、オーストラリアの政策金利は1.25%のため、金利差は1.35%ありますす。豪ドル/円は1豪ドル=71円のため、1万通貨購入した場合のスワップポイントは以下になります。
71円×10,000通貨×0.0135=9,585円

3.トルコリラ/円の場合
当然、政策金利の高い国の通貨で取引すると、スワップ金利だけで大きな利益を生むことができます。例えば、トルコの政策金利は19.75%です。従って、日本との金利差はなんと19.85%もあります。

仮に、トルコリラ/円の為替が1トルコリラ=18円だとして、1万通貨を購入したとします。
18円×10,000通貨×0.1985=35,730円
スワップポイントは35,730円です。18万円しか使っていないのに、35,730円も戻ってきます。

ただし、高金利の国の通貨は通貨としての信頼度が非常に低くなっています。スワップポイントを受取れたとしても、為替の下落による為替差損の方がスワップポイントを上回ることが起こり得ます。スワップポイントだけを目当てにしてFX取引をするのは非常に危険です。

ところで、上記の計算は全てスワップポイントの理論値であり、その金額が実際に利用者に支給されるわけではありません。インターバンク(カバー取引先)や金利政策などの違いによって、各FX業者ごとに独自のスワップポイントが設定されています。従って、各FX業者によって、投資家に還元されるスワップポイントが異なります。そのため、スワップポイントの還元額が取引の判断材料とされることもあります。

主要リピート系FX業者の1日当りのスワップポイントは以下になっています(買いポジション、1万通貨に対する1日単位)。
・米ドル/円
1.トラリピ:20円
2.ループイフダン:61円
3.トラッキングトレード:53円
4.トライオートFX:40円

・豪ドル/円
1.トラリピ:16円
2.ループイフダン:38円
3.トラッキングトレード:28円
4.トライオートFX:30円

・NZドル/円
1.トラリピ:16円
2.ループイフダン:40円
3.トラッキングトレード:30円
4.トライオートFX:20円

・カナダドル/円
1.トラリピ:40円
2.ループイフダン:40円
3.トラッキングトレード:21円
4.トライオートFX:18円

実は、スワップポイントで気を付けなければならないのが、スワップポイントは日々変動していることです。同じFX業者の同じ通貨ペアだからといって毎日同じ金額になっているわけではありません。例えば、トラリピにおいても、通貨ペアによっては1ヶ月で30円も変動しています。

ちなみに、2019年8月時点における各国の政策金利と為替は以下になっています。
・アメリカ:2.5%/106円
・オーストラリア:1.25%/71円
・ユーロ:0.0%/116円
・イギリス:0.75%/129円
・カナダ:1.75%/79円
・ニュージーランド:1.5%/66円
・南アフリカ:6.5%/6円
・トルコ:19.75%/18円
・メキシコ:8.25%/5円

トラリピで貰えるスワップポイントのメリット

スワップポイントには以下のメリットがあります。
1.保有しているだけでポイントが付与
2.毎日ポイントが付与

スワップポイントは外貨を保有しているだけで得ることができます。いわば、銀行の預金利子のようなものです。相場が大きく変動しようが、含み損が発生しようが関係なく、必ず貰うことができます。

なお、銀行の預金金利の場合は1年ごとに利子が支給されますが、スワップポイントは毎日受取ることができます。つまり、1年分のスワップポイントを365日で割った金額を毎日受取れます。また、1年間保有している必要が無く、1ヶ月後に売っても1ヶ月分のスワップポイントが貰えます。

トラリピのスワップポイントの利回りと理論値との差

スワップポイントの利回りは以下の計算式で表されます。
・利回り=スワップポイント合計÷(米ドルレート×1万通貨)
1.米ドル/円
スワップポイントは毎日受取れるので、1日20円ということは、1年間(365日)では7,300円が貯まります。従って、年間の利回りは以下になります。
7,300円÷(106円×1万通貨)=0.68%

アメリカと日本の政策金利差は2.6%なので、本来受取れるスワップポイントの約26%分が還元されています。

2.豪ドル/円のスワップポイント
スワップポイントは1日16円のため、1年間では5,840円になります。従って、年間の利回りは以下になります。
5,840円÷(71円×1万通貨)=0.82%

オーストラリアと日本の政策金利差は1.35%なので、本来受取れるスワップポイントの約60%分が還元されています。

3.トルコリラ/円のスワップポイント
トラリピで一番高いスワップポイントはトルコリラ/円の40円です。年間金額にすると14,600円になり、年間の利回りは以下になります。
14,600円÷(18円×1万通貨)=8.1%

トルコと日本の政策金利差は19.75%なので、本来受取れるスワップポイントの約41%分が還元されています。

ちなみに、ループイフダンでは米ドル/円のスワップポイントが61円になっています。1年間にすると22,265円になり、スワップポイントの利回りは2.1%です。政策金利差の2.6%と比べると、約80%を利用者に還元しています。スワップポイントに関しては、トラリピよりループイフダンの方が利用者へのサービスがはるかに高くなっています。

スワップポイントに関しては、全般的に大した利回りにはならず、あくまでもオマケと捉えた方が賢明です。ただ、現在の銀行の預金金利は0.01%のため、100万円を預けても1年後に100円しか利子が付きません。それに比べれば、スワップポイントは銀行金利の何十倍もの利子がもえらることになります。

トラリピにおけるマイナスのスワップポイント

実は、スワップポイントは貰えるだけではなく、支払わなくてはならない場合があります。簡単に言うと、金利の安い円を売って、金利の高い外貨を購入する場合にスワップポイントが貰え、逆の場合は支払うことになります。つまり、外貨を売って円を購入すると、支払いが発生します。

FX取引では、保有していない通貨を売却する信用取引ができます。株式売買でいう空売りのようなものです。外貨を空売りすると、必ず買戻さなければなりません。この時に、スワップポイントがマイナスになります。


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