トラリピと「無限ナンピン」

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トラリピで無限ナンピンする

FXの手法の1つに、ナンピンがあります。損失が生じてきた時には、新たにポジションを建てる方法です。
例えばある時のレートは、1ユーロ115円だったとします。今後はユーロの価格は上昇すると予想したので、ひとまず1,000枚だけ買いポジションを建てました。
ところが予想に反して、1ユーロ114円になってしまいました。この時は、新たにユーロの買いポジションを建てる訳です。その後に1ユーロ113円になっても、また買いポジションを建てるといった具合になります。
上記のナンピンという方法にはいくつかメリットがあって、まず平均レートです。上記のように複数のポジションを建てなければ、平均単価は高くなります。115円の時に建てたポジションをずっと保有し続けるなら、平均単価は115円です。しかし上記のように3つのポジションを建てれば、平均単価は114円になります。
買いでトレードするなら、平均単価が低い方が有利です。ですから上記のようにナンピンで取引していけば、トレードを有利にする事はできます。
また低めなレートでレンジ相場になった時に、利益を取る事もできます。上記のように113円にまで下がった後に、レンジ相場になる事もよくあるのです。例えば113.0円から113.5円でレンジ相場になれば、そこで細かく利益を得られる事があります。0.5円ぐらいで利益確定すれば、稼ぐ事もできるからです。
現にトラリピの場合、レンジ相場で稼ぐ事もできます。113円にリピート注文を仕込んでおけば、もしもレンジ相場になってくれると、何度も利益を得ることができるのです。
そしてトラリピは、無限ナンピンで取引する方法もあります。上記のようなナンピンの手法を取り入れるにしても、損切りなどでリスク対策を施すのが一般的ですが、あえてトラリピで損切りを設定せずに取引するやり方もあります。

レバレッジ1倍で無限ナンピンにする

ところで無限ナンピンするにしても、リスクを考える必要があります。確かに上記の113円でレンジ相場になってくれた時などは、利益を稼ぐ事は可能です。しかしFXにはロスカットもあります。下がり続けてしまえば、どこかで強制損切りされてしまうのです。
ロスカット水準は、FXの業者によって異なります。公式では、マネースクエアFXのロスカット水準は、証拠金維持率は100%以下になります。損失が一定以上の水準になれば、強制的に損切りされる訳です。その状態になれば損失は確定してしまいますから、何らかの対策は施しておく必要はあります。
その方法も色々ありますが、例えばレバレッジを低めにする方法もあるのです。そもそもロスカットされるのは、レバレッジが25倍になっている時に限られます。レバレッジ1倍である限りは、ロスカットされる事はありません。
それなら最初からレバレッジ1倍にしておくやり方があります。1倍にしておけば、少なくともロスカットされる事はありません。
という事は、レバレッジ1倍にしておけばナンピンも無限になるのです。建てたポジションが損切りされない限りは、無限にポジションを作っていく事になるからです。損切りしないでトラリピで取引していけば、無限ナンピンになります。

トラリピで無限ナンピンで取引するために維持率を計算

無限ナンピンにするにしても、まずは計算する必要があります。ロスカットされない数字を把握しておかない事には、適切なポジションも建てられないからです。
ところで上記でも少々触れた通り、マネースクエアFXは証拠金維持率100%以下でロスカットされてしまいます。その証拠金維持率の計算方法ですが、まずは残高と含み損益の足し算をします。例えば口座に預けているお金が100万円で含み損が20万円であれば、合計80万円になります。逆に、利益が10万円発生している時には、110万円になる訳です。
上記の80万や110万といった数字を、必要証拠金で割り算します。さらに100を掛け算すれば、証拠金維持率を算出できるのです。例えば必要証拠金が70万円であれば、114%になります。証拠金が60万円なら、133%といった具合になります。100%以下になれば、自動的にロスカットされる訳です。
ですから無限ナンピンを実現させるためにも、証拠金などの数字をシミュレーションしておく必要があります。シミュレーションせずに取引に臨んでも失敗する可能性があるので、注意が必要です。

トラリピの無限ナンピンのための資金確保と損失の想定

また十分な資金も確保しておく必要があります。
そもそも十分な資金があれば、ある程度はロスカットを回避する事も可能です。少々極端な例ですが、FXの業者に100万円預けていて、証拠金が2,000円程度ならロスカットを避けられるでしょう。この100万円に相当する部分を、多めにしておく訳です。
FXでは、預けているお金が多ければ、ロスカットを回避しやすくなります。できる限り余剰資金を多くしておいて、ロスカットを避けるイメージです。
もちろん預けるお金を多くするだけでなく、ポジションの数なども調整する必要があります。預けているお金では耐えられないような数のポジションにしてしまうと、ロスカットされる確率も高まるからです。
具体的に何円程度預けるべきかは、状況次第です。自分が保有している資産も考慮して、無理のない範囲で預けておく方が良いでしょう。
それと、想定損失額も計算しておく必要があります。具体的にどれぐらいの損失が生じる可能性があるか把握しておかないと、無限ナンピンの計画を立てる事もできません。ロスカットを避けるためにも、損失額もシミュレーションしておく必要があります。

無計画にトラリピの無限ナンピンをしない

なお上述の無限ナンピンは、長期的には利益を稼いでいく事はできます。レンジ相場になってくれた時は、トラリピで自動的に稼ぐ事も可能だからです。
しかし無限ナンピンは、リスクもあります。現にマネースクエアも、FXにはリスクはあると公式で明示しているのです。決してノーリスクではありませんから、注意が必要です。
そのリスク対策を考えておかないと、トラリピでロスカットになる事は実際あります。ただ、預けるお金を多めにする対策などを取れば、ロスカットを回避する事も可能なのです。
一番良くないのは、無計画に取引することです。何も考えずにポジションだけを取っていきますと、どうしてもロスカット率は高くなってしまいます。
無限ナンピンで取引するにしても、計画は立てる必要があります。損失を回避できる計画を立てておけば、リスクを低くすることはできます。
そのためにも、上記でも触れた維持率などを計算する必要があります。まずは具体的なシミュレーションを立てて無限ナンピンするよう心がければ、安心感が生まれることも多いです。
人によっては、そのシミュレーションを立てるために表計算ソフトを使っている事もあります。ポジションの証拠金やロスカット水準などを入力して、表計算ソフトで具体的な数字を確認しておく訳です。トラリピで無限ナンピンの取引をする前に、まずはソフトでシミュレーションする方法もあります。
その他にも、FXのツールなどを使ってシミュレーションする方法もあります。やり方は人それぞれ異なりますが、いずれにせよ計画を立てておく方が無難です。


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