トラリピのデモ口座について

トラリピにデモ口座はあるの?

結論を言うとトラリピに2020年2月現在、デモ口座はありません。
そのためトラリピを実際に始める前にデモ口座で雰囲気をつかむことができないのです。
このことはトラリピの弱点や不満点として挙げられるのですが、運営側としては行わないことで得られるメリットが大きいと判断して、行わない可能性が高いといえます。
今回、このトラリピとデモ口座というテーマでお話しまとめました。
トラリピが以前はデモ口座を持っていたという事実をはじめ、なぜデモ口座が無くなったのか、そして他の自動売買にデモ口座は存在するのかと言った話題やトラリピの提供する無料サービスについても触れていきます。

最初に、デモ口座とはどのようなものかについて触れますが、これは実際にお金を動かすのではなく10万円程度の仮の予算があったとして(仮想資金)、自分でその予算を使って実際のトラリピを動かし、どの程度の利益が出るのかと言ったシミュレーションができるサービスです。
このサービスのメリットは、どんなめちゃくちゃな設定をして膨大な損失を出してもデモなので関係ないということが挙げられます。
このメリットによって実験的にトラリピなどの自動売買を動かし、適切な設定を研究することが可能です。
ただ、注意点として実際よりも注文の成功率(約定率)が高いなど必ずしも完全に忠実なシミュレーションができないというものがあります。
トラリピは、こういったサービスを行っていないのです。

トラリピは以前デモ口座があった

トラリピの設定研究ができるという大きなメリットがあるデモ口座ですが、実は2016年7月21日まで存在していました。
そのサービス名はM2JFXバーチャルというものです。
これは、とても便利なサービスとして定評がありました。
その内容は、トラップ(決済注文を行うポイント)を仕掛ける手順について、トラリピくんによる丁寧なチュートリアルがあったり、専用のスマホアプリもあり、もちろん仮想資金によるトラリピのデモを体験することができたのです。
デモと言ってもとても充実した内容となっており、デモの発注もモバイル端末から実行可能でしたし、高性能なチャート機能も装備されていたため、デモ口座で設定したものがどうなっているのかと言った検証も容易に行うことができました。
当然、発注方法も実際のトラリピと全く同じものだったので、デモ口座だからと言って簡易的なものに置き換えているといった妥協がなく優れたデモ口座用のサービスと言えます。
しかし、この便利なサービスも冒頭のように2016年7月にサービスを終了しているのです。
ちなみにこの時期の運営元、マネースクウェアはマネジメント・バイアウトと呼ばれる経営陣による企業買収を行っています。
やや踏み込んだ内容だと、企業の経営者や幹部社員等が、その企業の一部もしくは全部を買収して経営権を握り独立するもので、60.17%の株式を取得しています。
そういった時期に近く、翌年の1月には東証一部から廃止するという状況にもなっています。
そのため、経営方針の転換期にこのデモ口座は廃止されたのは、単なる偶然とは言えないのです。

トラリピのデモ口座が無くなった理由

トラリピのデモ口座が無くなった理由は、コストやそれに関連する企業経営の見直し、約定率の低下を挙げます。
コストに関しては、デモ口座の無料サービスが通常の顧客と同じくらいコストがかかるというものです。
多少約定率が異なるとはいえ、トラリピを動かし、しかも現実と同じように利益をカウントさせていくというのは、運営のシステムにも負担がかかり、当然それを管理するコストも発生します。
さらに実験的な設定によって、非常に負荷のかかる発注設定を行っていたユーザーも少なくなかったことが容易に想定されるのです。
そういった意味で、デモ口座を維持管理するには膨大な手間と時間がかかり、トラリピの運営を圧迫していた可能性もあります。

また、先ほども触れましたがデモが終了した2016年から2017年の間はトラリピの運営元であるマネースクウェアの転換期であり、コスト削減を含めた抜本的な経営方針の見直しがされた時期とも重なります。
当然、お金や人材、システムなどの様々なリソースを圧迫していたデモ口座は格好の対象となったことが容易に想定されますから、かなり初期の段階でコスト削減の白羽の矢が立ったといえます。
廃止に伴ってデモ口座のユーザーに不満が出たこともあったでしょうが、その不満よりもコスト削減のメリットの方が勝ったというのが廃止の理由と考えられるのです。
現在でもトラリピのデモ口座について復活を叫ぶ声やデモ口座の新設と言った要望は多くありますが、まったく復活させる予定がない事から、相当な負担がかかっていた可能性は否定できません。

このほか、デモ口座が増えすぎてサーバーの負担になったことで、正式契約し実際のお金でトレードしているユーザーの約定率の低下の原因にもなっていたことが考えられます。
純粋に口座数が増えればサーバーの負荷が高まり、発注のスピードも低下し、それが発注の正確なタイミング(約定)がうまくいかない原因になるのです。
それによって約定率が下がるため、自分の思っていたような運用ができないという不満も出てきます。
サーバーを増強したりすれば問題ないですが、無料のサービスのために約定率維持のための莫大な投資はしたくなかったということも可能性として挙げられるのです。

トラリピ以外に自動売買でデモ口座はある?

トラリピでは廃止されてしまったデモ口座ですが、他の自動売買ではデモ口座が健在です。
代表的なものがアイネット証券で提供しているループイフダンとFXブロードネットのトラッキングトレードの2つになります。
これらはいずれもデモ口座(名称はバーチャル口座など異なる)が用意されており、それを使ってトレードが可能となっているのです。
そのため、自動売買でどうしてもデモで体験してみたいという場合は、これらのサービスを利用するというのが現在の手法となります。
ちなみにそれぞれトラリピとは自動売買の仕組みが異なり、等間隔に発注を行い、決済していくループイフダン、価格範囲にリピート型自動売買注文を連続して仕掛けるトレッキングトレードという特徴です。
これらの特徴は、トラリピの再現を行えませんから、どうしてもトラリピで試してみたいという場合は、レバレッジを下げてから少額で自動売買し、身銭を切って実験するという方法か他の自動売買で取引をするかのいずれかになります。
このようにトラリピ以外にも自動売買はありますが、トラリピの完全再現はできないということです。

トラリピのデモ口座はなくなっても他のサービスは存在する

トラリピのデモ口座はありませんが、マネースクウェアでは様々なサービスを提供しています。
無料の口座開設を行えば、取引画面を見たり、口座開設者限定コンテンツ、セミナーに参加することが可能です。
取引画面を見れば、実際に注文できなくとも雰囲気をつかむことができますし、コンテンツでは様々な投資の話題についても知ることができます。
また、セミナーではより本格的な話も聞くことが可能です。
このようにデモ口座こそ作れなくなりましたが、無料で口座を作れば取引に関する様々なサービスを現在も受けることができます。


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