トラリピを「やめた人」

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機能性の高いトラリピでの運用を途中でやめた利用者の特徴

トラリピは、fx取引の注文や決済を自動で行う機能として、トレーダーにとって様々な利用メリットがあります。
トラリピが活躍する場面は、相場に方向性のないレンジ相場が中心です。
トレンド相場であれば、上昇か下降の特定方向にトレードを仕掛けるだけで利益が積み重なっていきます。
レンジ相場の中で利益を出すためには、テクニカル分析指標を使いながら、相場の未来の動きを的確につかむことが大切です。
特に短期間の取引であるスキャルピングやデイトレードの場合は、毎日チャートを眺めて値動きを予測していく必要があります。
相場のプロでさえ、正確な値動きを予測することには難しさが伴います。
テクニカル分析だけではなく、相場に影響を及ぼすファンダメンタルズの要素もあるため、一寸先がわからない面があるからです。
リスクも考慮すべき為替市場で、しかも大口投資家や為替相場のプロが参入している世界です。
初心者が利益を出すためには、チャート分析やファンダメンタルズの意識など、学習と工夫が必要になります。
専業トレーダーであれば時間的な余裕は作れますが、多くの人は片手間にfxトレードを行っています。
不利な条件でも、最適なfxトレードを行うために注目されている機能が「自動売買ツール」です。
その一つであるトラリピは、初心者でもシンプルな設定でプロのようなトレードができ、しかも手数料が無料化されている便利なツールです。
一方で、優れた機能を有するトラリピを利用しながら、途中で運用をやめてしまうケースもあります。
利用者がトラリピ自体の目的や機能を十分に理解しない状態で使っていた場合に、このようなことが起こりやすくなります。

トラリピを途中でやめた理由1(含み損に耐えきれなくなった)

トラリピのような自動売買ツールにも、もちろん取引においてリスクはあります。
トラリピでは最初に、取引する通貨ペア、価格のレンジ幅、トラップ本数の設定を行います。
この部分は取引に慣れていない人でも十分に効果的な設定が可能であり、設定方法も難しくありません。
最初の設定を終えれば、後はツールが自動的に購入や売却を繰り返すため、自分でチャートを見る必要はなくなります。
この点は大きなメリットですが、但し相場の急変時に手動に比べてうまく対応できない場合もあります。
一つは、設定範囲外の価格の動きで、トレードができず利益を逃す場合です。
これは利益が出せた場面でトレードができなかったということであり、損失が発生したわけではありません。
重要になるのは、損失が発生した場合のリスクです。
ポジションに対して価格の値動きが逆行し、含み損が増えていく状況です。
損失がさらに拡大し、各fx会社が設定するロスカット基準に到達した場合は、強制決済が行われます。
強制決済はトレーダーの資産を守るために重要なシステムですが、一方で、一時的な含み損を覚悟している人にとっては、損失が確定してしまうリスクがあります。
値動きは長い目で見ればまた回復する可能性もあるため、損失を確定しなければ相場状況の変化によって救われる場合もあります。
もちろん相場の未来は不確定で、必ず回復すると断言はできないものの、少なくともレンジ相場であれば、一時的な含み損に耐えることで状況が変わる可能性があります。
どのような選択をするかはトレーダーの資金管理方針にもよりますが、含み損の拡大に気持ちの面で耐えられなくなった人はトラリピを途中でやめてしまう可能性があります。

トラリピを途中でやめた理由2(曖昧なトレード方針)

トラリピはハイリスクハイリターンを狙うツールではなく、リスクを抑えつつ、少しずつ利益を重ねていくことに向いています。
含み損が発生しても、レンジ相場であればやがて相場は回復するのが基本です。
トラリピのこの特徴を理解していれば、強制ロスカットを防ぐために証拠金の額を大きくして、一時的な含み損にも耐えるトレード方針を取ることができます。
しかし、トラリピをデイトレードのように考えていると、含み損の拡大に気持ちが焦り、結局儲からないと判断して途中でトラリピをやめてしまうことも多いです。
トラリピの運用方法や、どんなタイプのトレーダーに向いているのかについて、事前に理解しておくことがトラリピのメリットを活用できる方法です。
もちろんだからといって、損失が膨れ上がる状況で運用見直しの必要はないという意味ではありません。
状況を見ながら、時には手動決済の判断をする必要が生じるケースもあります。
但しトラリピは、短期トレードよりも、中長期の運用により向いているという理解が大切です。
この理解が十分にできていれば、含み損に対しても冷静に対処することができます。
短期投資が目的のような人であれば、トラリピの利用が向いていない場合もあります。
デイトレード主体か、中長期トレード主体かについて、自分の投資方針を確認する必要があります。
トレード方針がトラリピに適していない人や、方針そのものがあやふやな人は、一度利用し始めたトラリピをすぐにやめてしまう可能性が高くなる恐れがあります。

トラリピを途中でやめた理由3(自分のニーズに機能がマッチしていない)

トラリピを途中でやめた理由としては、単純にfxの自動運用に自分のニーズが合っていなかった場合があります。
短期間にできるだけ大きな利益を狙う手法を取りたいトレーダーは、自分のトレード技術に自信があれば、トラリピよりも手動取引の方が向いています。
トラリピは初心者でも設定が簡単ですが、その分複雑な取引には向いていません。
fx取引の熟練者で、手動の取引でも十分な利益を出している人であれば、トラリピを利用するのはあくまでサブ的なツールとして利用することに適しています。
トラリピを利用する前には、その機能について十分に熟知しておくことが大切です。
確実な理解のもとに運用を始めれば、利用ストップの可能性を低くすることができます。
トラリピの機能を十分に理解していない人が、リスクを取った取引手法や、短期間で大きな利益を望む場合に物足りなさを感じることがあります。
また、トラリピは手数料無料ですが、スプレッドは手動で取引するよりも広くなっています。
取引で生じる売値と買値の価格差のスプレッドは、明確な手数料という位置づけではないものの、実質的な意味で手数料になります。
スプレッドの狭い業者を使って手動で取引をした方が、スプレッドに関してはコスト負担が軽くなります。
スプレッドが気になる場合は、トラリピが向いていないケースもあります。

トラリピをやめた利用者が再チャレンジする場合の注意点

トラリピは含み益になるまで辛抱強く待つことのできる人が、利益を上げやすくなるスタイルです。
それはわかっていても、実際の取引になれば、やはり含み損が拡大していくことに耐えられない心境になることがあります。
トラリピを一度やめた人が再チャレンジする場合は、以前に利用して含み損の際に感じた精神状況を振り返ることが適切です。
再利用にあたっては、その対応を考えておくことが大切です。
単に含み損に耐える精神的な強さを持つという意味ではありません。
そのためには自分の資産の裏付けと、資金管理の意識が重要になります。
時にはしっかり手動で決済して含み損を確定してしまうことも必要です。
小さなポジションを維持して含み損を膨らませない配慮など、このあたりのリスク管理が十分にできていれば、トラリピを再チャレンジすることに問題は少なくなります。
どの程度の含み損なら耐えられるのかのラインを決めておくことが大切です。
そして実際の運用では、自分の決めたルールを確実に守る必要があります。
トラリピのメリットである、レンジ相場での有効性、中長期トレードでの効果、24時間のトレードを手間なく行うことができるといった点を十分に活かすためには、事前の自分自身のトレード方針を明確にしておくことが重要です。


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