トラリピの設定について

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トラリピの注文における設定方法

トラリピの注文における設定方法には以下の3種類があります。

  1. 買い注文のみ
  2. ハーフ&ハーフ
  3. 両建て

この3つの設定方法ではそれぞれ運用パフォーマンスが大きく異なります。

トラリピの注文における基本設定は買い注文のみ

トラリピの注文の基本設定は買い注文のみです。買い注文のみが基本であるのは、以下の2つの理由によります。

必ずスワップポイントがもらえる

買い注文のポジションの場合、保有期間に応じたスワップポイントが付与されます。スワップポイントとは2国間の金利差によって付与されるポイントのことです。

日本は現在「ゼロ金利」ですが、中国やアメリカ、オーストラリア、ヨーロッパの国には数%の金利が設定されています。従って、その国の通貨を購入すれば必ず金利差が発生し、それがスワップポイントとして毎日口座に振込まれます。

スワップポイントは国によって異なりますが、1万通貨当たり1日に10~150円もらえます。仮に、スワップポイントが1日50円だとすると、1ヶ月(30日)で1,500円、1年では182,150円が貯まります。何もしなくても、ポジションを持っているだけでこの金額が手に入ります。

つまり、買いポジションを持っていると、「売買差益による利益」に加え、「スワップポイントによる利益」の2つの利益を得ることができます。

ロスカットによる損失リスクは下落相場のみ。

買い注文のみの設定の場合、ロスカットのリスクがあるのは安値方向へ一方的に値が動いた時だけです。

トラリピの注文において資金効率をアップさせるハーフ&ハーフ

トラリピの基本設定が買い注文のみということは分かっていても、それをしていない人が少なくありません。それは、ハーフ&ハーフという資金効率の高い設定方法があるからです。

特に、トラリピのように細かい利益を積み重ねていく投資は、元金に対する資金効率の良さが求められます。また、資金面で余裕の少ない一般投資家にとっては資金効率の良さは大きなメリットになります。

ハーフ&ハーフとは、注文を仕掛けるレンジを「買い注文レンジ」と「売り注文レンジ」に分けて設定する方法のことです。例えば、81円~90円は買いレンジ、91円~100円を売りレンジとします。なお、買いレンジと売りレンジの中間値が利益を得る上で最も重要なファクターになるため、長期的なチャートを観察して慎重に決める必要があります。

ハーフ&ハーフは取引のレンジ幅が狭くなるため、必然的に買いと売りのポジションごとの保有量が少なくなります。ちなみに、買いレンジを80円~90円、売りレンジを90円~100円と設定すると、90円の時に買いと売りの両方のポジションを持つことになります。

マックス方式

ハーフ&ハーフは資金効率のベースとなる取引証拠金を抑えることができます。それは、トラリピが「マックス方式」を採用しているからです。マックス方式とは、同じ通貨で買いポジションと売りポジションがある場合、いづれか高い方の証拠金のみで両方のポジションを保有できるシステムのことです。

例えば、買いポジションの取引証拠金が7万円、売りポジションの取引証拠金が10万円だった場合、通常であれば合計の17万円の資金が必要になります。ところが、トラリピでは高い方の10万円だけで済みます。従って、資金効率は「買い注文のみ」の場合より、はるかに優れています。

含み損の抑制

ハーフ&ハーフは取引証拠金の低減だけではなく、含み損の発生を抑えることができます。ハーフ&ハーフの設定はその名の通り、買い注文レンジと売り注文レンジが2分されています。低いレンジには買い、高いレンジには売りのポジションがあるため、買いのみのポジションより含み損が大幅に減少します。

例えば、95円の通貨を1万通貨、買いポジションで所有していたとします。その後、価格が80円まで下落すると、含み損は以下の金額になります。
1万通貨×(95円-80円)=15万円

仮に、口座に50万円しか残高が無かったとすると、ロスカットが行われます(レバレッジが25倍と仮定)。
(50万円-15万円)÷(100円×1万通貨÷25倍)=87.5%

これが、ハーフ&ハーフで、90円の通貨「5千通貨を買いポジション」と、95円の通貨「5千通貨を売りポジション」で所有していた場合は以下に変わります。

  • 買いポジション:
    5千通貨×(90円-80円)=5万円の損失
  • 売りポジション:
    5千通貨×(95円-80円)=7万5千円の利益

含み損どころか、含み益の方が多くなっています。ただ、実際には高い価格の場合は売りのポジション、低い価格の場合は買いのポジションを持つため、含み損が高額になることは滅多にありません。

このように、ハーフ&ハーフはレンジ幅が狭くなることでポジションの最大値が低くなり、含み損の金額が小さくなります。結果として、取引証拠金と含み損という資金を必要とする機会が減るため、資金効率が良くなります。

ただし、ハーフ&ハーフにも以下のようなデメリットがあります。

  1. マイナスのスワップポイントの発生:
    「買い注文のみ」の場合は金利差によるスワップポイントを得られますが、ハーフ&ハーフでは逆の売りのポジションを持つため、マイナスのスワップポイントになります。売りのポジションが買いのポジションより多くなれば、スワップポイントで損失が発生します。
  2. 含み損のリスクが拡大:
    買いと売りの両方のポジションを持つため、高値と安値の両方で含み損を抱えることになります。

トラリピの注文における異例の設定である両建て

ハーフ&ハーフが買いと売りの両方のポジションを設定することで、「両建て」と混同する人がいます。しかし、ハーフ&ハーフと両建てでは保有するポジションが異なります。つまり、ハーフ&ハーフは買いと売りのレンジを分けますが、両建ての場合は同じレンジの中で買いと売りのポジションを持ちます。

ハーフ&ハーフの場合、買い注文のレンジでは、価格の上昇でしか利益を上げることができません。また、売り注文のレンジでは、価格の下落でしか利益を上げられません。それぞれ1方向の値動きでしか利益を上げることができないということです。

一方、両建てであれば、同じレンジの中で価格の上昇・下降の両方で利益を上げることができます。つまり、同じレンジで2倍の利益を得る機会があるということです。両建てはトラリピに適したレンジ相場(ボックス相場)ではなく、高値ゾーンと低値ゾーンが一定しておらず、乱れたチャートの時に有効になります。

なお、ハーフ&ハーフの一部だけを両建てにする「部分両建て」という設定もあります。

2倍の利益を狙える両建てですが、以下のデメリットに注意が必要です。

  1. リスクの拡大:
    ハーフ&ハーフの場合は買いと売りのレンジが狭い範囲に設定されているため、リスクの範囲が限定されています。一方、両建ての場合は買いと売りが同じレンジにあるため、レンジ内の最高値での買いポジション、また最安値での売りポジションを保有する危険性があります。結果的にそのポジションが塩漬けされ、決済時に損失の基になります。

    また、含み損が大きくなる分、ロスカットされないようにするためには、高額な資金の投入が必要になります。

  2. 2倍のスプレッド:
    ハーフ&ハーフと違い、同じレンジで買いと売りを繰返すため、スプレッド(買値と売値の差額)を2倍支払うことになります。

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