トラリピと【eur/usd】
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トラリピでeurusd(ユーロ米ドル)
トラリピでは現在10種類を超える通貨ペアを提供しています。そのほとんどが日本円との通貨ペアなのですが、それ以外にドルとの通貨ペアも存在します。この通貨ペアの中に今回紹介するeurusd(以下、ユーロ米ドル)が存在するのです。この通貨ペアは世界第一位と二位を誇る流通量の国際通貨のペアであり、外貨建てとしては最初に挙げられるペアと言っても過言ではありません。日本円との通貨ペアではないため、やや馴染みが薄い通貨ペアではありますが、メリットも多くあり、日本でもこのペアでトラリピを行っている方は少なくないのです。そんなユーロ米ドルについて、そのメリットやデメリットを紹介し、更にどのような戦略を行えばいいのか、また設定はどんなものが良いのかと言ったことにも触れていきます。これを読めばきっとユーロ米ドルのトラリピが分かるのではないでしょうか。これらの点について、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
最初にユーロ米ドルの概要について少し触れていくと、トラリピで設定された数少ない外貨同士の通貨ペアということです。このほかにあるのは豪ドル米ドルとニュージーランドドル米ドルのみです。そのため、やや敷居が高く利用する方も日本円との通貨ペアよりも少ないですが、メリットもあるため敢えて利用している方もいます。また、外貨同士としてはかなりメジャーな組み合わせなので、外貨同士のペアでトラリピを行おうと考えている方にとっても学べる通貨ペアという側面を持っています。
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トラリピでeurとusdを行うメリット
トラリピでユーロ米ドルを行うメリットは世界で一番取引量が多い、トレンドが継続しやすい、最近のトレンドが形成されつつある、スプレッドが狭いと言った多くのトレンドがあります。
世界で一番取引量が多いという点ですが、文字通り世界の取引量2トップの組み合わせということでこの為替による取引量は世界一多いです。この特徴により流動性が高く突発的な変化が少ないため安定しており、自動売買に向いたペアであるという特徴が存在します。
トレンドが継続しやすい傾向もメリットです。一度下降気味のトレンドになったらそのまま下降していくという傾向があり、株価指数をほうふつとさせるような動きをします。そういった特徴があるためトラリピでも設定を定期的に変えることで安定して自動売買による収益を得ることができます。
最近のトレンドが形成されつつある点もメリットです。以前はユーロ米ドルは価値が拮抗しており、安定していながらも激しい上昇、下降を繰り返していました。しかし、最近は欧州の様々な経済危機やイギリスのEU離脱問題など欧州自体の経済的な地位が下がってきており、それに合わせてユーロも下降気味となっています。また、値動きも狭いレンジで上下しており、自動売買に向いた環境となっているという状態が数年続いていることで安定した自動売買ができる環境を持っているとい得るのです。それをメリットとして挙げることができます。
スプレッドが狭いのもメリットです。スプレットは売値と買値の差のことを指します。つまり売買手数料的なものなのですが、両通貨とも比較的安定し、流動性も高いことからスプレットが狭いのです。そのため売買にかかるコストも少ないためトラリピを頻繁に売買を行っても少ないコストで行うことができるというメリットがあります。
このように外貨同士というペアですが、メリットも多く魅力的な通貨ペアという側面を持っています。
トラリピでeurとusdを行うデメリット
トラリピでユーロ米ドルを行うデメリットもあります。それは外貨同士であること、スワップポイントに差があることと言った点です。
外貨同士というのはある意味最大のデメリットと言えます。慣れないうちは日本円ではなく、ドル表示になっていることにかなり戸惑うはずです。また、利益が出ても日本円にしてどの程度利益が出ているのか把握しにくいという点や仮に利益を確定して清算する場面になっても更に米ドルから日本円に両替する必要もあるのでこの時点の為替の影響によっても最終的な利益が大きく変わってきます。この影響は大きく、トラリピで利益が出たと思っていても日本円に戻したら、逆に投資した額よりも目減りしてしまったということも少なくありません。もちろんそうならないように適切なタイミングで日本円に戻せばいいのですが、そのタイミングを待つだけでも時間のロスになりかねないというデメリットがあります。
また、スワップポイントに差があるというのも注意点です。2019年9月現在、アメリカは利下げを行い多少政策金利が下がったとはいえ、ユーロはマイナス金利になっています。そのため、その金利差であるスワップポイントも大きくなっているのです。米ドルを保有しているタイミングではプラスに働きますが、ユーロになった場合にはマイナスになります。しかもマイナスが大きいため、プラスの際のポイントでは相殺できません。そのため、利益に関して少なからず影響を与えてしまいます。
このようなデメリットがありますが、逆を言えば、外貨の自動売買に慣れてしまえば極端なデメリットはありません。このような傾向を持っているのがユーロ米ドルの傾向です。
トラリピのeurとusdの戦略
外貨の代表的な通貨ペアであるユーロ米ドルですが、どのような戦略を持ってトラリピに臨めばいいのでしょうか。その戦略とは下降トレンドにそってこまめに設定を変えていくということです。一見安定しているユーロ米ドルですが、長期的に見るととにかく過去10年下降トレンドが続いています。そのため、こまめに設定を見直しながら、下降トレンドに合わせていく必要があるのです。トラリピはトレンドに沿って自動的に追尾していくという仕組みではありませんから、レンジから外れそうになったら早めに動いて設定を見直していきます。ただ、数日単位で見ると安定した相場を示しており、レンジ相場に見えなくもないため、下落していくタイミングさえあわせていけば大きな利益を期待することのできる通貨ペアと言えます。
このような戦略から、状況を見極めてこまめに設定を行っていく必要があるため、初心者には難しい戦略となるのです。
トラリピのeurとusdの設定
トラリピのユーロ米ドルですが、ハーフ&ハーフで設定するという意見が多いです。その方法についてお話ししていきます。
ハーフ&ハーフとは二つのトラリピを設定し、全体のレンジから中央値の価格を設定し、その中央値から上半分を売りトラリピ設定、下半分を買いトラリピ設定にします。参考値としてここ5年間の最高値と最安値を探します。2019年~2014年で調べると、大まかな数字になりますが、最高値が約1.25ドル、最安値が約1.03ドルになります。このレンジよりやや広めに設定し、中央値を約1.14ドル付近に設定してハーフ&ハーフを行うというものです。こういった設定で行くのがスタンダードですが、近年アメリカも利下げを行い始めたため相場が動く気配がありますから、必ずしもこの数値が正解ではありません。おおよその目安として利用することをおすすめします。
流動性も非常に高く魅力的な通貨ペアではありますが、利益確定に為替の影響を受けたり、ドル表示で戸惑うこともあります。なので、日本円ベースの通貨ペアで自信がついてから挑戦して下さい。
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