トラリピと「カナダ円」

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トラリピのカナダ円について考える

トラリピには様々な通貨ペアがあります。日本円とカナダドルの組み合わせであるカナダ円もその一つです。ドルというとアメリカドルやオーストラリアドルなどが思いつきやすく、カナダドルと言うとやや影が薄いという印象をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。しかし、カナダドルは日本円と通貨ペアを組むことでメリットがあり、トラリピの長期運用とも相性が良いと言われています。今回、このカナダドルの特徴やスワップポイント、メリットやデメリットについてお話しし、トラリピのカナダ円についてお話しします。これを読めばきっとトラリピのカナダ円が詳しくなるのではないでしょうか。
最初にカナダ円のトラリピは実際にかなり注目されている通貨ペアです。カナダはもともと先進国の一つとしてG7にも参加している国となってます。さらに経済が発展しているうえ豊富な天然資源を持っているという特徴を持ち、資源中心のブラジルレアルや南アランドのような性格を持ちながら、米ドルやユーロ、英ポンドのような雰囲気を持った珍しい通貨でもあるのです。これだけ個性を持っている仮想通貨ということや後述するシステム的な特徴によってトラリピを手掛ける会社が特にオススメする通貨ペアとして紹介している場合もあるくらい、注目された通貨ペアとして運用されています。

トラリピのカナダ円~カナダドルとは~

トラリピのカナダ円についてお話する前にそもそもカナダドルとはどういった特徴の通貨なのでしょうか。概要と通貨としての性格、相場の安定性についてお話しします。
カナダドルの概要ですが、カナダが発行する通貨です。やや印象が薄いイメージの通貨ですが、実は国際為替取引において世界で6番目に取扱量の多い通貨となっており、よくトラリピで利用されるオーストラリアドルやニュージーランドドルよりも世界的に見れば取引量の多い通貨となっています。簡単に歴史をお話しすると、当初は本国イギリスと同じポンドでしたが、陸路でつながる隣国のアメリカとの貿易が盛んに行われたことからカナダドルとして変わった経緯があります。そのため、アメリカの経済と密接につながっているという側面があり、金融の政策もアメリカに追随する傾向もみられるのです。
通貨としての性格ですが、先ほど言ったアメリカにあわせる政策、トラリピではスプレッド、そしてスワップポイントに特徴のある性格が挙げられます。
アメリカにあわせる政策ですが、政策金利の動きがアメリカに似ているということです。例えばアメリカが政策金利を上げる傾向にあれば、カナダも上げていきます。2017年からアメリカは段階的に利上げを行っていますが、カナダも半年ほど遅れて徐々に上げている傾向です。ちなみにこの時期のオセアニアや欧州、日本などは徐々に下げているか現状維持でアメリカとはあまり連動しているとは言えません。この政策金利はスプレッドやスワップポイントに大きくかかわるので、当然トラリピにも影響を与える特徴です。
トラリピではスプレッドも特徴と言えます。スプレッドとは「売値と買値の差」のことです。乱暴な言い方をするとトラリピの手数料のようなイメージのものになります。カナダ円の組み合わせはこのスプレッドの差が少なく、安く売買できるという特徴があるのです。例を挙げて説明すると、為替相場で1カナダドル80円だとしても売るときはそれよりも79円と言ったように安い値段で、売ることになります。同時に買おうとしたときは81円と言う様にやや高い金額で買うことになります。なぜこの差が生まれるのかと言うと取引をするトレーダーにかかる実質上の取引手数料として利用されると言うのが理由になります。ここまで極端な数字の差はありませんが、この差が狭いというのが特徴です。差が狭いので沢山トラリピで自動売買を行っても比較的安く運用ができるというのがカナダ円の
トラリピと言えます。
スワップポイントも特徴ですが、これは後述します。いずれにしても低い政策金利の日本とアメリカの政策金利と同じように上昇を続けているカナダドルとの差は大きいため、スワップポイントが大きいということです。
相場の安定性は高いです。政治的にも経済的にも安定した優等生通貨で良くも悪くも米国の経済動向などに影響されるという特徴もあります。ただ、資源国でもあるため南アランドのように資源の相場にも時々影響され、特に原油価格に左右されやすい傾向があります。そういった点から基本的には先進国の通貨らしい安定感を持ちながら、資源国通貨のような不安定さを時々見せるというのが特徴です。

トラリピのカナダ円のスワップポイントはどうか?

同じ北米の米ドルと円ではスワップポイントのプラスとマイナスの数値が高いことで良く知られていますが、トラリピのカナダ円のスワップポイントはどうなのでしょうか。一言で言うと先ほどお話した通り大きいです。これは政策金利がマイナスの日本とアメリカ並みの高い水準を持つカナダドルとの差によるものがその理由と言えます。
通貨ペアで見るとオセアニアのオーストラリアドル円、ニュージーランドドル円のスワップポイントよりも高く、米ドル円よりやや小さいということになります。
具体的な数字は某証券会社では、1万通貨(レバレッジをかけて実質1万カナダドルを持っている状態)のカナダドルを保有していると毎日20円程度のスワップポイントが付きます。逆にカナダドルを売って日本円を持った状態になると45円程度1日にひかれていきます(スワップポイントが-45円)。
つまり、ずっとカナダドルを持っていると比較的大きな金額が毎日入りますが、日本円にして持っているとその分大きな金額が引かれていきます。
スプレッドのことを加味して考えると、取引手数料は安いものの、日本円のポジションを持ってしまうと維持費が高いということになるのではないでしょうか。
ただ、トラリピはスワップポイントでコツコツ稼ぐのではなく、売買と言う実際の取引によって稼ぐ仕組みなので、通常のFX取引(手動で行う裁量取引など)よりは大きな影響となるものではないと言えます。

カナダ円のトラリピはどんなメリットがあるのか

カナダ円のトラリピにはどのようなメリットがあるのでしょうか。いくつか挙げていくと、比較的安定していてトラリピ向きの相場、スプレッドが安いのでその分少ない金額でできる、アメリカドルよりも1通貨単位(1カナダドル)が安いのでより少ない金額で取引ができるという点です。
相場についてですが、発展途上国や完全な資源国と異なり、政情や経済が安定しているので、一定のレンジで相場が動きやすい傾向があります。そのため、似たような価格で上下するため、レンジ内で自動売買をどんどん行うトラリピ向きと言うメリットがあります。
さらにスプレッドが安いので、自動売買が沢山発動しても手数料は比較的安く収まりますから、利益率が良いというメリットも挙げられます。
1通貨単位が安いのもメリットです。2019年8月現在1米ドル105円程度なのに対し、カナダドルは80円程度になります。レバレッジ25倍で1万通貨単位買おうとすれば、米ドル円だと約4万2,000円必要ですが、カナダドルであれば3万2,000円程度と少ない金額から始められるというメリットがあるのです。
このように敷居が低く、しかもトラリピの自動売買の意味を実感しやすい通貨ペアがカナダ円と言えます。

トラリピのカナダ円の注意点は?

トラリピを行うにあたって残念ながらカナダ円にも注意があります。それは時々変動が大きくなる点、通貨単位を沢山動かせばスワップポイントの影響を受けやすいという点です。
カナダ円は比較的安定していますが、カナダドルは資源国通貨と言う性格もあるので時々原油相場が変動すると、日本円やアメリカドルよりも大きな影響を受けます。そのため、ある程度レンジを広めに設定しておかないと、レンジから外れて大きな損失を出すリスクがあります。しかも広めにとるとその分トラリピが発動しにくいため、儲かりにくくなるというジレンマを抱えることもあります。
スワップポイントが大きいのもデメリットです。確かにカナダドルを保有している場面であれば収入として入ってきますが、日本円を保有している場面では、その倍の金額が取られます。数万円程度の少ない金額で取引を行う分にはそこまで気になりませんが、毎月少しずつ追加していき金額が大きくなれば、その分通貨単位も大きくなるのでスワップポイントも巨額になって行きます。
このような注意点も意識して利用するのがおすすめです。

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