トラリピと「100通貨」

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マネースクエアでは100通貨単位でのトラリピの取引は不可能

トラリピは、マネースクエアという会社が提供している自動売買システムです。全ての売買を指値で注文するシステムになっていて、あらかじめ決めたレンジで発注する事になります。
例えば1ユーロ110円から112円で、11本のポジションを建てたいとします。この場合は、各ポジションの幅は0.2円であり、最小値は110.0円で最大値は112.0円です。ですから一番安いレートのポジションは110.0円であり、その次に安いポジションは110.2円で、その次は110.4円といった具合になります。ちなみに、全て買いポジションです。
順次、上記のレンジでポジションを建てていき、利益確定の指値も自由に設定する事ができます。例えば0.4円分で利益確定するよう設定する事もできますし、0.6円にしても構いません。それは、トレーダー本人が決められる訳です。ただ20本ものポジションを建てる場合、レバレッジ1倍であれば120万円前後の資金が必要です。
そもそもFXには、リスクはあります。上記のように買いポジションを建てていく場合、ユーロのレートが下がってしまえば損失になるでしょう。
例えば1ユーロ112.2円のタイミングで、上記のような指値で発注したとします。そしてユーロのレートは一直線に下がり続けて、109.0円になってしまいました。上記の21本のポジションは、レートの平均値は111.0円になります。という事は、2円分の含み損になっている訳です。109円どころか、107円や106円にまで下がってしまえば、損失額は拡大してしまいます。かなりレートが下がってしまえば、ロスカットになるでしょう。
ただロスカットは回避する事も可能です。どうすれば良いかというと、レバレッジ1倍の取引を行えば良いのです。あまりレバレッジを高くしてしまいますと、含み損に耐えられなくなってしまいます。しかしレバレッジ1倍なら、確実にロスカットは回避できるでしょう。
ただしマネースクエアの場合は、最小枚数は1,000枚になります。ユーロの場合、最低1,000枚単位で取引しなければなりません。「レバレッジ1倍かつ1ポジション1,000枚」という条件ですと、約122万円というお金が必要です。厳密には、1,221,000円になります。人によっては、それだけのお金を準備するのは難しいこともあるでしょう。
ちなみにマネースクエアでは、最小枚数は100枚ではありません。上述の通り、最小1,000枚になります。

マネーパートナーズなら100通貨でのトラリピ型の取引も可能

ところでマネースクエアでは不可能でも、マネーパートナーズという業者であれば100通貨単位で取引する事はできます。しかもマネーパートナーズでは、トラリピのようなシステムを作る事も可能なのです。
マネーパートナーズには、連続予約注文というサービスがあります。それを活用すれば、トラリピとほぼ同様の自動売買のシステムを作ることも可能なのです。
100通貨単位ですから、もちろん122万円もの資金は必要ありません。単純計算で、122,000円前後の証拠金で問題ありません。ですから少額でトラリピの取引をしたい時は、マネーパートナーズを活用してみると良いでしょう。

マネーパートナーズで100通貨のトラリピのシステムを作る手順

具体的にどのような操作を行えば、トラリピ型の取引を行えるかというと、まずマネーパートナーズのアプリを立ち上げます。するとアプリ画面の下側に5つのボタンがありますが、一番真ん中にあるトレードというボタンをタップします。すると現在のレートが表示されますが、取引画面の右上にあるストリーミングというボタンをタップすると、ポップアップが表示されます。そして一番下にある連続予約注文をタップします。
上記の例のようなレンジで指値で注文したいなら、まず「買い」を選択して、指値も手入力します。取引数量は100枚にしますが、決済注文は利食いのPips数を入力します。0.4円で利食いたい時は40Pipsと入力しますが、0.6円にしたい時は60Pipsといった具合です。
上記の4つの項目を全て入力したら、2回目の注文というボタンをタップします。すると画面が切り替わりますが、「連続条件」という箇所は新規約定になっている事を確認して下さい。利食い決済ではありません。
新規約定になっている事を確認したら、1画面ほど下にスクロールして、続けて3回目というボタンをタップします。次の画面でも、また1画面ほど下にスクロールしたら、続けて4回目というボタンとタップしていきます。
この繰り返しです。マネーパートナーズでは20回まで繰り返し注文する事ができますから、19回同じ作業を繰り返します。19回繰り返したら、予約を完了というボタンをタップすれば、ひとまず1ポジション分の発注は完了です。
作りたいポジション分だけ、この作業を繰り返します。21個のポジションを作りたい時は、上記の作業を21回繰り返す必要はあります。しかし一旦はその作業を行っておけば、実質的にはマネースクエアのトラリピと同じような自動売買のシステムで取引できるのです。
ただ「最大20回」という点は、注意が必要です。マネースクエアのトラリピは回数無限ですが、マネーパートナーズは1ポジションにつき最大20回になります。

100通貨でトラリピの取引をするメリットと手数料

ところでマネーパートナーズで上記のように注文していく方法は、手数料のメリットがあります。マネーパートナーズは、スプレッドが狭いからです。
折しも現時点のマネーパートナーズでは、米ドル円のスプレッドは0.004円になっています。しかしマネースクエアですと、現時点では0.031円になります。またユーロ円の場合、マネーパートナーズは0.007円ですが、マネースクエアは0.034円です。このスプレッドは若干変動しますが、基本的にはマネーパートナーズの方がスプレッドは狭くなっています。
トラリピ型の取引は、取引の回数も比較的多くなる事があります。上記のように0.2円刻みでポジションを建てていきますと、1日に10回ほど取引する事もあります。1年間での取引回数は、かなり多くなるでしょう。
上記のような手数料の差額は、決して軽視できません。手数料を節約したいなら、マネーパートナーズで100通貨で取引する方が良いでしょう。

100通貨でトラリピの取引をするメリットと通貨ペアの種類

それとマネーパートナーズの場合、通貨の種類が豊富です。nanoという口座で取引する場合は、全部で18種類の通貨ペアの中から選ぶ事ができます。現時点でのマネーパートナーズなら、ポンド/米ドルのペアでの取引もできますし、豪ドル/ニュージーランドドルというペアもあります。
しかしマネースクエアの場合、その通貨ペアはありません。クロスドルで取引できるのは、ユーロと豪ドルとニュージーランドドルに限られます。
しかもマネーパートナーズであれば、100通貨単位で取引できる訳です。少額取引できるメリットは大きいです。
ただマネーパートナーズの場合、1つ1つのポジションを細かく発注する必要がありません。マネースクエアよりは、若干手間はかかります。しかし多彩な通貨ペアで取引したかったり、100通貨で取引したい時は、マネーパートナーズの方がおすすめです。


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