トラリピとusdhkdについて

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トラリピとusdhkd

トラリピは様々な通貨ペアを取り扱っています。
日本円をベースとする通貨ペアであるクロス円の他、米ドルとのペアであるドルストレートも存在しているのです。
そんなトラリピの通貨ペアのうちドルストレートは、ユーロ/米ドル、豪ドル/米ドル、ニュージーランドドル/米ドル、英ポンド/米ドルと言った豊富な種類がそろっています。
そんなトラリピでusdhkd(米ドル/香港ドル)の通貨ペアの取引は可能かと言ったテーマでお話しし、まとめました。

この通貨ペアをお話しする前にhkd(香港ドル)について紹介していきます。
香港ドルは、香港金融管理局によって管理されいる通貨です。
これは、香港特別行政区の通貨であり、マカオでも、法定通貨であるマカオ・パタカの流通量を超えていることから、実質的な通貨として機能しています。
HK$と表記されることが多く、FXなどではHKDと表記される通貨です。
この通貨の特徴は、当局が発行しているものではないこと、中国国内の通貨なのに外貨扱いと言ったことが挙げられます。
通常、通貨に関してはその国の中央銀行が発行することが基本です。
例えば日本円は、日本の中央銀行である日本銀行、米ドルは連邦準備制度(FRS、連邦準備銀行の株主)と言ったように国とかかわりの強い組織が行っています。
しかし、香港ドルは、民間の銀行である香港上海銀行(香港上海滙豐銀行)、スタンダードチャータード銀行(渣打銀行)、中国銀行 (香港)の3行が行っているのです。
これは他の国の通貨に比べてユニークと言えます。
また、香港ドルは中国の通貨ですが、外為管理上では外国と同様の扱いという扱いになっており、あくまで中国の通貨は元であるというスタンスになっているのです。
そして理由は後述しますが、アメリカと中国の影響をまともに受ける通貨であるという特徴もあります。
こういったやや特徴的な通貨hkdについてusdとの関わりも絡めながら紹介していき、トラリピでの扱いや取引についてまとめました。

トラリピでusdhkdは可能か?

結論を先に言うと不可能です。
なぜなら取り扱いがないからというのが主な理由になります。
基本的にトラリピの公式で取り扱っていない通貨ペアに関しては、トラリピ上のシステムで自動売買ができません。
そのため、公式でサポートされる必要があるのですが、usdhkdは取り扱いがないのです。
ただ、「トラリピ usdhkd」と検索されるように多くのメリットがあることから、多くのユーザーが希望している通貨ペアでもあります。
実際にトラリピ以外の裁量取引でFXを行っている方には人気のある通貨ペアとして知られているのです。
そんなトラリピでusdhkdの魅力についても紹介していきます。

トラリピのようなシステムトレードでusdhkdを行うメリット

トラリピのようなシステムトレードでusdhkdを行うメリットがあることから、検索されます。
そのメリットは米ドルとのペック通貨、スワップが安定している、狭い範囲で動くことからトラリピと相性が良いというものです。
米ドルのペック通貨というのは、一言で言えば、米ドルと価格がリンクしているということを意味します。
例えば、1米ドル=100円だったとしたら、極端な話ですが、1香港ドル=100円となるのです。
アメリカ合衆国ドル(米ドル)に対するペッグ制を敷いていることから、自動売買しても決済できないと思われがちですが、USD=7.75~7.8HKDの範囲で変動するという独自のルールが設定されているため、1米ドル=1香港ドルとなることは少なく、決済注文もきちんと決まってくれます。
またスワップ(政策金利の差)が安定しているため、スワップポイとで手元のお金も少しずつ増えやすいというのも目例っとです。
また、HKDの価格をUSDに連動USDが上がればHKDも上がり、下がれば一緒に下がるという特徴や価格差がわずかしか出ないという特徴を持っており、価格のわずか0.5%程度の狭い範囲で動くことから、トラリピのようなシステムであれば、狭い範囲で設定するだけで確実に決済を決めてくれるというのも魅力と言えます。
このように一見ペック制を取り、米ドルとほとんど同じ価値を持つ香港ドルですが、米ドルと若干の価格差が生じることから、自動売買でも利益が出せる通貨ペアと言えるのです。

トラリピのような仕組みでusdhkdを行うには?

トラリピでは、先ほどもお話しした通り、usdhkdの通貨ペアを利用することは不可能です。
しかし、EAを使うことで可能になります。
EAとは、エキスパートアドバイザーのことで、簡単に言えば自動売買のソフトです。
MT4というFXの取引プラットフォームで動く自動売買ソフトのことを指します。
例えば、MT4がゲーム機本体、EAがゲームソフトという関係です。
実際に世界には様々なEAが存在しています。
特許などの関係でトラリピと全く同じEAは存在しませんが、それに似たEAはいくつも存在するのです。
つまり、usdhkdを取り扱う業者を探して契約し、EAにトラリピと似たシステムを入れて取引すればトラリピのような仕組みでusdhkdを取引することが可能になります。
最初にusdhkdを取り扱う業者ですが、取り扱っているだけでなくMT4を採用している業者と言うのが条件です。
FX業者は様々なプラットフォームを利用しており、日本の業者は多くが独自のプラットフォームを採用しています。
つまり、ゲーム機が対応していないのでトラリピに似たEAが使えないのです。
そういった意味で基本的に海外の業者になるのですが、usdhkdはペック制通貨ということもあって、あまり業者が採用しておらずSAXO、GFT系業者と言った業者が候補として挙げられます。
SAXOは海外の金融グループでFXも取り扱っている業者です。
また、GFT系というのは無数にある業者で、世界100カ国以上の国でサービスを展開している米国のGFT(Global Forex Trading)が開発したFXシステムを採用している業者です。
これらの業者の口座開設を行い、MT4を入れます。
そして、EAでトラリピに似たシステムをネットで手に入れ、usdhkdのペアに入れて運用するという方法が流れです。
若干手間がかかりますが、こうすることでトラリピに似たシステムを使ってusdhkdを取引できます。

トラリピでusdhkdができる日は来るか?

このような手間なく、トラリピでusdhkdができるかと言えば、こない可能性が高いと言えます。
これまでの流れから、クロス円で採用した通貨ペアで人気がある程度あれば、ドルストレートでも利用されますが、クロス円で現状香港ドルのペアがありません。
また、ペック通貨なので、ほぼ変わらないと見なされるという可能性もあり、そういった意味でトラリピでusdhkdは利用できないという見通しです。
また、ドルペッグ制を中国当局が止めるというリスクもあるため、トラリピでusdhkdを利用するのは難しいと言えます。
ただ、トラリピで他の通貨を使った取引も十分魅力的と言えますし、まずはメジャーな通貨で取引を行って、慣れてきたら海外業者と契約して、MT4のEAでそれらしい取引を行うというのがusdhkdをシステムトレードで行うというのも手です。

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