トラリピと、トルコリラ

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トラリピでトルコリラを扱う!

トラリピには様々な通貨の組み合わせ(通貨ペア)のラインナップがあります。ざっと紹介すると、米ドル円、ユーロ円、豪ドル円、NZドル円、加ドル円、英ポンド円と言った欧米の通貨ペア以外にも南アフリカランド円、メキシコペソ円などの新興国系の組み合わせも存在するのです。そんな中に今回紹介するトルコリラ円があります。基本的に円と外貨との組み合わせがトラリピとなっています。いずれも取引量が多く相場が動きやすい通貨でもあるのです。
そのためトラリピによる自動売買を行うのに適しています。しかし、この中で新興国とも言えず、元々経済力は持っているけど、先進国にも微妙に入るかどうかわからないという国の法定通貨がトルコリラです。ただし、このトルコリラは他の通貨ペアにはない特徴をいくつか持っており、それを生かすことも殺すこともできるという特徴があります。
今回、このトルコリラをトラリピで選択するというのはどういうことなのかを説明するため、トルコリラ自体の特徴や通貨ペアとして組み合わせることのメリット、そして忘れてはいけないリスクを解説しながらお話しします。これを読めばきっとトルコリラとの通貨ペアをトラリピで利用することの意味を知ることができるのではないでしょうか。

トラリピの組み合わせにあるトルコリラとはどんなものなのか

トラリピの組み合わせにあるトルコリラですが、実際にどんなものなのでしょうか。
まずトルコリラは中東と欧州の境目にあるトルコ共和国が発行する通貨です。スポーツニュースでサッカーのチームが強いということを何となくイメージする方もいますが、実はこの中東エリアでは高い経済力を持っており、かつてはオスマン帝国と言う大帝国として君臨していた国でもあります。その威光は現在もあり、比較的に経済力の高い国として認知している方も少なくありません。また、若年者が多く、日本の逆を行っているため将来の経済発展のポテンシャルを持っている国と言う見方もあります。
そんなトルコの通貨、トルコリラですが、特徴を端的に言うと高金利通貨ということです。この高金利通貨と言うのはトルコリラでトルコの銀行に預けると高い利息が付く通貨であるということを意味します。なぜそのようなことをするかと言うと外国のお金が慢性的に不足しており、少しでも多くの外国のお金を手に入れるため、外国人に自国のトルコリラを買ってもらい、それを預けてほしいという政策から来ているのです。そういった政策をとっているため、外国のお金の動きに左右されやすく、不安定な通貨という見方もあります。また、近年ではクーデター未遂など政情もやや不安定であり、政府が倒されてトルコリラ自体もどうなるか分からないという懸念やアメリカとあまり関係がうまく行っていないため様々な経済的不利を受ける可能性もあるということです。このような通貨ではありますが、FX上ではスワップポイントの大きい通貨のため持っているだけで他の通貨よりもスワップポイントによる儲けが出やすいという特徴を挙げることができます。
トルコリラは懸念材料が多いものの、スワップポイントが付きやすい通貨と言うのが大まかな特徴と言えます。

トルコリラをトラリピで扱うメリット

このような背景を持つトルコリラですが、トラリピで扱う場合どのようなメリットがあるのでしょうか。そのメリットとはスワップポイントの高さ、価格変動率の大きさです。
スワップポイントの高さは先ほどもお話しした通り、トルコリラの政策金利の高さによるものです。これはトルコリラを保有しているだけでどんどんポイントがたまってきます。つまり動かさなくとも利益を少しずつ出すことができるのです。ただ、スワップポイントが高いのはメリットですが、トラリピは通貨を動かし、どんどん売買を行わないと利益が出ないシステムですから、スワップポイントが高いというのが実はあまり大きなメリットではないという見方もできます。
価格変動率の大きさもメリットです。先進国のような安定さがないため、首脳陣の発言一つで一気に相場が動きます。この極端な相場に上手く乗ることができれば短期的に収益を上げることも期待できるのです。ただ、こちらもトラリピの相性の問題が出てきます。確かに短期的に見れば利益を出す可能性がありますが、長期的に見ると円高でとどまって動かなくなることも考えられる通貨なので、トラリピの再設定や証拠金の引き上げなども検討する必要が出てきます。
トラリピで短期利用すればもしかしたら利益を出すことができるメリットを持ちますが、長期的にトラリピで運用を行なおうとすると、実はとてもトラリピと相性が悪い面を見せることもある通貨ペアと言えます。

トルコリラをトラリピで扱うリスク

トルコリラは不安定な通貨です。そのため様々なリスクやそこから波及するデメリットがあります。大きく分けると、含み損を回収できない、変動幅が大きすぎることでレンジから外れやすい、トラップが発動しにくいという点です。
含み損を回収できないという点ですが、一度下がると数か月にわたって下がり続けることがあり、一度トルコリラを買ってしまうと最初の価格から上がらずにそのまま含み損が増していくことも珍しくありません。そのため、引き上げるタイミングを失いやすいという点がリスクと言えます。
変動幅が大きすぎるという点ですが、トルコは政情不安や欧米との関係の悪さをリスクとしてはらんでいます。そのため、ひとたびロシアの武器を輸入したとか、テロに関与している疑いとか、少しでも西側諸国にとって黒い噂のようなものが流れたり、内紛が勃発すると一瞬で価格が下がることがあります。そうなると広めに設定したレンジを一気に外れることがあり、最悪ロスカット(強制決済と証拠金の没収)が起こる場合も出てしまうのです。つまり、ちょっとしたことでトラリピ以前にFX取引が止まってしまうリスクです。
トラップが発動しにくいのもリスクであり、デメリットです。トラリピは似たようなレンジで頻繁に価値が上下し比較的安定している時ほど利益を上げやすいです。しかしトルコリラは上がったらそのまま、下がったらそのままという形でトラップで設定した金額に触れずにどんどん相場が下り続けたり上がり続けると言った状態になりやすいため、トラリピで儲けにくいというデメリットを抱えています。
このように初心者向けの通貨ではないというのがトラリピのトルコリラの通貨ペアの結論です。

トラリピでトルコリラを扱うのは相当慣れてから

トラリピでトルコリラを扱う難しさは知ってもらえたはずです。しかし、慣れてくれば魅力的な通貨に見えることもあります。
例えば短期的な収益を狙った設定をうまく仕掛けて競馬で言う所の万馬券のようなものを狙ったりすることもできるのです。ただ、そういった買い方は他の通貨ペアを安定して運用している上級者が余ったお金で勝負的に行うと言った運用と言えます。
また、両建てと言って売買を真逆にしたトラリピを二つ用意して行う手法でトルコリラを扱うという方法も可能です。これのメリットは二つ用意することでトラリピのトラップを発動するタイミングが2倍になるというものになります。そのため上がり続ける相場だったり、下がりつつけるような相場であってもその取引間のわずかな上下幅でトラリピを2倍発動させて儲けるという方法です。しかし、この方法はロスカットのリスクも倍になるので大変危険と言われています。
いずれにしても初心者は安易に手を出さない方が良い通貨ペアと言えるのではないでしょうか。

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