トラリピの設定について

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トラリピの設定とは?

自動売買システムは自動でFXなどの取引を行ってくれます。その中の代表的なものの一つにトラリピがあります。これはトラップを仕掛けて、そのトラップの発動条件が為替の価格と一致した時点で売買を行います。それを延々と繰り返してくれるシステムがトラリピと言うわけです。
このトラリピはその発動する条件やトラップの数、通貨のペアなどを自由に設定でき、それらの設定によってハイリスク・ハイリターンの短期的な利益を重ねていく投資スタイルやローリスク・ローリターンのような資産運用のような投資スタイルにすることもできます。それだけ重要なトラリピの設定について今回どういった流れで行うのか、またその設定は差があるのかと言った点やベストな設定の存在の有無を紹介していきます。これを読めば、きっとトラリピの設定が今以上に理解できます。
今回はらくトラ注文やらくらくトラリピと言った比較的難易度の引く注文方法を中心に紹介していきます。
らくトラ注文はトラリピを初めて注文する時に便利で簡単な注文です。いくらからいくらまでの範囲で自動売買を発動させるかというレンジ幅を最初に決める注文方法で、設定の難易度が低いという特徴があります。
らくらくトラリピはそのような注文方法をスマホアプリ上でできる注文方法で、設定の難易度もらくトラ注文と同じくらいの難易度です。
これらと対照的なものとして一般注文があります。これはやや難易度が高く、スタート価格、トラップ本数とトラップ値幅をすべて自分で設定する必要があるものです。これは後半の方で触れていきます。

トラリピの設定の流れ

トラリピの設定の流れですが、簡単に行えるらくトラ注文とらくらくトラリピについてお話ししていきます。
らくトラ注文は質問形式で設定が完了する初心者向けの設定です。その質問内容は通貨ペア、売り買い、仕掛けるレンジ、イフダンの本数、本数に何万通貨か、イフダン一本でどれだけ利益を狙う、ストップロスの7つです。通貨ペアは米ドル円など日本円や外貨、外貨同士と言ったペアを選択していきます。初心者の場合は分かりやすい米ドル円のペアがおすすめです。2つ目は売り買いをどうするかという質問です。これは例えばは米ドル円の場合、買いにすれば米ドルの購入からスタート、売りにすれば日本円の売却からスタートです。どちらも結局日本円が米ドルになるのですが買いからスタートの方が分かりやすいというメリットがあります。3つ目は注文を仕掛ける為替の範囲です。例えば1ドル100円から110円の間で自動売買を行うのか、1ドル100円から90円の間で自動売買を行うのかと言ったものです。これはリスクなどの問題にも直結するので重要な設定です。4つ目はイフダンの本数です。これは設定したレンジの間に自動売買(イフダン)を発動させるタイミングを何か所にするかというものです。この発動箇所である本数によってリスクが変わってきます。5つ目は1本を何万通貨にするかというものです。この通貨という言葉ですが通貨ペアの場合多い方が基準になります。米ドル日本円の場合、米ドルが基準になりますから1,000通貨は1,000ドルで日本円であれば2019年7月現在約108,000円になります。1本で何万通貨動かすかという項目という意味です。1万通貨だと108万円相当になってしまうので、0.1(10万8千円相当)万通貨と入力しておくとよいのではないでしょうか。6つ目はイフダン一本でどれだけ利益を狙うかと言ったものです。これは1通貨当たり何円利益を狙うかと言った意味で迷ったら1円にしておくとよいかもしれません(1,000通貨であれば一本で1,000円儲かる)。最後はストップロスの設定の有無です。このストップロスは損切りです。これ以上資産が減りそうだと判断したら自動的に取引を中止し、日本円など最初の通貨単位に戻すことです。他の自動売買等ではどんどん損を抱えてしまう自動売買もありますから基本的にオンにしておくことが多いですが、トラリピの場合は定期的に様子を見るのであればオフにしても大丈夫な場合があります。最後にトラリピ管理表で確認して完了です。
らくらくトラリピはスマホアプリでの設定になります。新規注文でらくらくトラリピをタップして設定開始です。これは小さい画面でも設定しやすいような配置になっており、通貨ペア、注文金額、売買の別、レンジ、トラップ本数、利益金額が設定できます。基本的に先ほどお話ししたらくトラ注文と同じなのですが、注意するのは利益金額です。らくトラ注文では1通貨当たりの利益を入力しますが、らくらくトラリピの場合はトータルで狙う金額を設定します。なので1,000円の利益を狙うのであれば、らくトラ注文の場合1,000通貨なら1円と設定しますが、同じ利益を狙っているのであれば、らくらくトラリピの場合1,000円と入力します。また決済トレールの有無も設定できます。この機能は相場の動きにトラリピの本数内で発動する箇所が追従していくというシステムです。一見万能な機能に見えますが、状況によっては損をすることがありますから、慣れないうちはオフにしておいてこまめにレンジ内に収まっているか確認した方が良いのではないでしょうか。そして最後に「スライドで発注」のアイコンをスマホの画面で右方向にスライドさせて設定完了です。

トラリピの設定による差

トラリピ設定による差についてもお話ししていきます。一言で言うと短期的な収益を狙ったハイリスクハイリターンにするか長期運用向きのローリスクローリターンで行くかと言った違いです。それを設定するために通貨ペアの選び方、レンジ幅、1本あたりの通貨量で決まります。
通貨ペアの選び方ですが、ローリスクなのは先進国の通貨同士の組み合わせです。米ドル日本円やユーロ日本円などです。相場が比較的安定しているので儲けは少額ですが、リスクも少ないです。それよりもややリスクがある分儲けを上げていくと日本円と豪(オーストラリア)ドルまたはNZ(ニュージーランド)ドルという形にしていきます。多少リスクでも利益を狙うのであれば日本円でやるのはやめて豪ドル米ドルにしたり、日本円でもトルコリラと日本円という組み合わせにしたりします。
レンジ幅はレンジを狭めて大きなリターンを狙う方法やレンジを広げてローリスクにするかと言ったものがあります。狭めればそれだけトラリピを発動するので利益が出やすくなります。一方レンジから外れたら発動しなくなり、どんどん含み損が増していき、レバレッジをかけていたら追証金を払う羽目になります。レンジを広げればそういったことは少なくなりますが、あまり発動しなくなるので増えにくいです。
1本あたりの通貨量は増やせば増やすほど、必要な金額が増えていきます。そのため増やすほど失敗した時のリスクは大きくなります。
このようにしてリターンを狙うか、リスクを下げるかと言った方法を取っていきます。

トラリピの設定は目的別で選ぶ~ハープ&ハーフの紹介~

トラリピの設定はトラップを買うか売るかで設定していきます。これによってリスクやリターンをコントロールしていくのですが、こういったトラップを半々に設定していくテクニックがあります。これをハーフ&ハーフと言い、レンジの上半分は売り・下半分は買いを設定するというものです。これは少ない手持ち資金でレンジを広げてトラップを作りやすいというメリットがあり、初心者にも使いやすいテクニックと言われているのですが、レンジを外れると損が出やすいというデメリットもあるため注意する必要があります。

トラリピの設定を意識して利益を出そう!

トラリピは設定で利益や損失の大きさを設定できます。また必要な資金もコントロールできます。こういった特徴をしっかり把握し的確な設定ができれば、後は自動で取引を行い不労所得を出すことができるのではないでしょうか。

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