トラリピの応用ツール・トラリピ1クリックについて

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トラリピ初心者向けの応用ツール・トラリピ1クリック

トラリピを利用する際には始めに、通貨ペアや売or買、レンジ幅、仕掛け本数、注文金額、利益金額、ストップロスの有無、ストップロス金額など、様々な項目を設定しなければなりません。

トラリピのようなリピート系FX自動売買ツールの経験者であれば、何ということはない設定ですが、初心者にとっては何をどうすれば良いのか全く分かりません。結局、口座を開設したものの、何も分からないまま、トラリピの利用をあきらめるということにもなりかねません。

そこで、トラリピではそんな初心者や、設定方法に悩んでいる人のために無料のサービスツールが提供されており、それが「トラリピ1クリック」(旧トラリピ戦略モデル)です。トラリピ1クリックの応用によって、初心者でも簡単にトラリピの設定ができ、運用を始められます。

なお、トラリピ1クリックは初心者向けにはなっていますが、トラリピ経験者においてもその設定内容は十分に検討に値します。また、モデルごとに戦略の説明が記載されており、読むだけでも勉強になります。

応用ツール・トラリピ1クリックとは

トラリピ1クリックはその名の通り、1クリックでトラリピの設定が完了します。トラリピのホームページにログインすると、「トラリピ1クリック特設ページ」があります。

特設ページには「TIME(タイム)モデル」、「LOGIC(ロジック)モデル」、「TREND(トレンド)モデル」という3種類のモデルが用意されており、自分の希望に即したモデルを選択できます。各モデルの設定は最新の為替相場データを基に毎月更新されるため、古い情報で役に立たないということがありません。各モデルにおいて、推奨通貨ペアにおける最適な設定が入力されているため、利用者は設定に悩まなくて済みます。

気に入ったモデルを選択した後、「1クリック発注設定」をクリックすると注文に必要な設定内容が確定し、その内容がそのままトラリピの正式な注文とされます。

ちなみに、各モデルの設定資金はデフォルトでは100万円になっていますが、「設定資金」に指定されている任意の金額に変更することができます。選択できる資金は50万円~1,000万円まで(6種類)可能です。

また、設定内容は自分の投資意向に即して変更することもできます。特に、どのモデルにもストップロス(損切り)の設定がされているため、損切りをしたくない場合は手動で外す必要があります。ただし、初心者の内はプレッシャーを受けないようにストップロスを設定し、失敗した場合の最大損失額を把握しておいた方が無難です。

応用ツール・トラリピ1クリックの各モデルの特徴

3つのモデルはそれぞれ以下のことを特徴としています。

  1. TIMEモデル
    TIMEモデルは様々な時間軸のチャートを使い、テクニカル分析をしたものです。ボリンジャーバンドやスパンモデル、パラボリックなどを駆使し、マルチタイムフレーム手法によって時間軸を中心に分析しています。
  2. LOGICモデル
    LOGICモデルは、オプション取引のロジックによって相場を分析しています。トラリピはレンジ相場を前提にしたシステムのため、レンジ相場向きの通貨ペアの中から、テクニカル分析によって一番推奨できる通貨ペアを提案しています。なお、分析にはノーベル経済学賞を受賞したブラックショールズ方程式が採用されています。
  3. TRENDモデル
    TRENDモデルでは、様々な手法によって相場を分析し、相場の上昇・下降を予測しています。新値三本足、標準偏差、ボリンジャーバンドなどによって通貨ペアの値動きの方向性を割出し、売りか買いの判定を下します。

ちなみに、トラリピ1クリックを利用するような初心者では、説明を呼んでもどのモデルが良いのか判断できないことがあります。そんな時に、暫定的な選択基準になるのが、「レンジ幅」です。レンジ幅とは、運用する価格帯を何円~何円までとする高値と安値の間隔のことです。

トラリピの運用では、損失リスクと逸失リスクという2つのリスクがあります。買いのポジションの場合は、想定レンジ幅より値下がりした時の損失リスクと、想定レンジ幅より値上がりした時の利益を取り損なった逸失リスクがあります。

従って、レンジ幅を広く設定すれば、損失リスクや逸失リスクの発生を防げます。どのモデルを利用するか決められない時は、一番広いレンジ幅のモデルを選択するのが得策です。

応用ツール・トラリピ1クリックのメリットとデメリット

トラリピ1クリックには以下のようなメリットやデメリットがあります。

メリット

メリットには以下などのことが挙げられます。

  1. 設定の簡略化
    まず第一に挙げられるのは、設定が簡単にできるということです。FXにおける経験が全く無くても、ある程度の資金が用意できれば、すぐにでもトラリピで運用ができます。
  2. 設定の調整が可能
    トラリピ1クリックで提供されている3モデルは、どれも自分で設定を調整することができます。従って、トラリピのコツをつかんできたら、レンジ幅を変更するなど、自分の好みにカスタマイズできます。

デメリット

一方、トラリピ1クリックには以下のようなデメリットもあります。

  1. 短期的運用を想定
    トラリピ1クリックは1ヶ月間の短期運用を前提とした取引を想定しています。つまり、1ヶ月が過ぎたら保有しているポジションは自分で利益確定、または損切りしなければなりません。そしてまた、次の月の新しいモデルを稼働させるという流れになります。

    ただ、トラリピは本来、長期間の運用によって利益を積み重ねるツールになっています。従って、1~2ヶ月トラリピ1クリックを利用し、トラリピの運用方法を理解したら、実績に基づいて長期運用できる通常の設定に修正することが求められます。

  2. 損失リスクの存在
    トラリピ1クリックはあらゆるデータや様々な分析法が駆使されているとはいえ、100%の利益を保証するものではありません。トラリピも投資である以上、設定内容に関わらず、損失リスクが存在することを認識しておくべきです。
  3. 月内における想定外の事態への非対応
    トラリピ1クリックは毎月設定内容を更新していますが、更新内容を決めた後に相場が大きく変動する事態が発生した時は、設定自体が意味をなしません。

応用ツールから自分なりの設定へ

トラリピ1クリックは初心者でもすぐに運用できるようにした応用ツールですが、そこには利用者の意思がほとんど反映されていません。トラリピ1クリックを利用すると楽に投資をできますが、逆にあなた任せの面が強くなり、FXに対する知識が得られません。

トラリピの基本は長期運用であり、トラリピ1クリックはあくまでも、FXを知るための応用ツールであるという意識が必要です。

応用ツール・トラリピ1クリックの使い方

トラリピ1クリックの使い方は以下の手順になります。

  1. トラリピにログインし、「トラリピ1クリック」をクリックします。
  2. 3つのモデル(通貨ペア付き)が表示されるので、運用したいモデルを選択し、右側に表示されている「発注内容確認」をクリックします。
  3. モデルの設定内容が表示されます。「設定資金」をクリックして運用したい資金額を選択し、「1クリック発注設定」をクリックします。
  4. 設定内容に基づいたチャート画面が表示されます。現在のレートや注文レンジ、ストップロスが一目で分かります。なお、このページで設定項目の変更ができます。内容を確認したら、「確認する」をクリックします。
  5. 画面に設定一覧が表示されるので、確認後「注文する」をクリックして完了です。

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