トラリピとcadjpy(カナダドル円)
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トラリピでcadjpy(カナダドル円)を選ぶ
トラリピでは様々な通貨ペアを選択することができます。その中の一つにcadjpy(以下、カナダドル円)があるのですが、この組み合わせを推奨する投資家も少なくありません。そこで今回、トラリピのカナダドル円の組み合わせについてそのメリットやデメリットを紹介し、それらの点を踏まえた戦略や設定についてお話していきます。これを読めばきっとカナダドル円のトラリピの投資方法について、知ることができるのではないでしょうか。これらの点について、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
まず、カナダドル円を推奨する理由として、投資家が上げる理由は先進国通貨である点、過去の傾向からレンジが狭い点、アメリカドルよりも少ない証拠金からスタートできる点などを上げています。
先進国通貨であるということは安定しているということです。トラリピは一定のレンジ内で自動売買を行うシステムですから、このレンジを頻繁に逸脱するような通貨ペアはあまり好ましくありません。そういった意味で安定した先進国通貨はトラリピで日本円とのペアを組むことにとって最適な通貨ペアと言えるのです。
過去の傾向からレンジが狭いという点も理由として挙げられます。アメリカドルはたびたび価格の大きな変化を起こすタイミングがありますが、カナダドルはそういったタイミングであってもアメリカドルほど広い範囲で乱高下することは過去の傾向からありません。そういった意味で安定してトラリピを運用できるという点を挙げています。
また証拠金がアメリカドルよりも少ない金額でスタートできるという点も勧める理由です。必要証拠金として最低限必要な1,000通貨単位を購入するのに必要な最低の証拠金の金額がアメリカドルの8割程度で始められるということです。つまり、アメリカドルよりも始めやすいということで推奨しています。
これらの理由からトラリピでカナダドル円を勧める投資家が多いのです。
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トラリピでcadjpy(カナダドル円)のメリット
トラリピでカナダドル円のメリットを紹介します。それは相場が分かりやすい点、極端な値動きをしない点、カナダドルを保有した時のスワップポイントが大きい点です。
相場が分かりやすい点ですが、カナダは資源国通貨という側面を持っているという点です。そのため、カナダドルは資源(原油相場)の価格相場と影響を受けやすいため、資源の相場を見ればカナダドルの動きもそれに合わせてある程度連動してくれるためある程度見通しが立てやすい通貨という点でメリットとして挙げることができます。また、利上げのタイミングもアメリカと連動していることが多いため、アメリカの動きを見ると分かりやすいです。
極端な値動きをしない点もメリットと言えます。カナダは南北アメリカでも有数の先進国です。そして政情も安定している国と言えます。そのためカナダドルの相場は安定しており、極端な値動きをほとんどしません。こういった点からレンジを設定して自動売買を行う問いうコンセプトのトラリピと相性がいいという見方もできます。こういった理由でカナダドル円と組み合わせを推奨している投資家の方もいるのです。
カナダドルを保有した時のスワップポイントが大きい点もメリットです。カナダドル円で組んだ際、カナダドル日本円に比べてかなり政策金利が高いことから、得られるスワップポイントも大きく、カナダドルを保有している局面ではスワップポイントによっても収益が得られます。ただ、通常のFXでは大きなメリットですが、トラリピのように頻繁に売買を行う場合はそこまでのメリットが得られない場合もあるため注意が必要です。
トラリピでcadjpy(カナダドル円)のデメリット
トラリピでカナダドル円を選ぶデメリットも紹介します。それはアメリカの影響を受けやすい、日本円を保有した時のマイナススワップが大きい、資源の相場の影響も受けてしまうと言った点が挙げられます。
アメリカの影響を受けやすいという点は、アメリカと陸で隣接しており経済的なつながりが深いという地理的な影響があるという点です。これにより米ドルの価格の変動をそのまま受けてしまうことが少なくないため、米ドルの動向にも注視する必要があるというデメリットになってしまいます。そのため、いくらカナダドルが安定していてもアメリカドルの影響でいきなり価格が変化するということもリスクとして考えておく必要があります。
日本円を保有した時のマイナススワップが大きい点もデメリットです。カナダドルを保有する局面ではスワップがプラスになるため収益になりますが、日本円を保有するとマイナススワップにより、手数料のように大きな出費となってしまうというデメリットも持っています。多くの場合、プラススワップよりもマイナススワップの数値の方が大きいため、プラススワップによって相殺が難しいという点も注意する必要があります。
資源の相場の影響も受けてしまうと言った点もデメリットです。アメリカドル以外にも資源国の通貨としての側面を持っているカナダは資源の相場の影響も受けやすく、原油かかっくとリンクしていることで中東方面が不安定になることによって読めない相場になって行くというデメリットがあります。読みやすい反面、一度資源価格が不透明になるとカナダドルの動きも不透明になるのです。
トラリピでcadjpy(カナダドル円)を行う戦略
これらのメリットやデメリットを生かしてトラリピでカナダドル円を投資するにあたって行うべき戦略とはどういった戦略なのでしょうか。一言で言うとレンジの上限を100円以下にするというものがあります。ただ、実際にこれは安全な戦略とは言い切れません。なぜならカナダドル円はリーマンショックのころに125円まで上昇したことがあるからです。このレベルになるとロスカットして証拠金をすべて失う羽目になるのですが、推奨する投資家はリーマンショック以降、過去16年間のチャートですが、100円以上の期間は1年ぐらいしかないということでリーマンショックの頃をカバーしようとすれば非常に大きな証拠金が必要となり、現実的ではないといいます。そういった理由から、100円以下に集中させてトラリピを動かすと言う戦略を推奨しているのです。実際にカナダドル円はリーマンショック以降安定しており、2015年6月(僅か数十銭超えた程度)以降100円を超えていません。そういった理由から100円以下にレンジを集中させて時々メンテナンスを行い見直していくという戦略をとることを推奨している投資家がいるのです。これはカナダドルが安定しているメリットを生かした戦略と言えます。
トラリピのcadjpy(カナダドル円)での設定例
カナダドル円の設定例についても解説していきます。良く行われるのが、証拠金の量が約半分に抑えられる両建て(片方を売り、片方を買いからスタートさせる注文方法)のハーフ&ハーフです。これはレンジを外れた場合大きな損失を出しますが、カナダドルは比較的安定しているので、辛うじて可能な設定です。ただし、スワップポイントで収益が若干削られるのでレンジを先ほどの戦略である100円以下にし90円前後を中央にしてそれぞれの注文を設定するのが現実的としています。この設定でトラリピを運用することでカナダドル円においてある程度安定した収益を上げることが可能であり、ある投資家の方はこの設定で利益を上げているという報告を行っています。
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