トラリピのバックテストの方法について

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トラリピ バックテストの方法とは

トラリピでバックテストをする方法としては、マネースクエアではなくインヴァスト証券が提供しているツールを使うことです。
インヴァスト証券は、トラリピと同様にトライオートFXというサービスの名前で、FX自動売買の仕組みを提供しています。
そんなインヴァスト証券が提供しているツールを使うことでトラリピのバックテストができます。
バックテストは、シミュレーションでこの設定なら過去の値動きでどのくらい儲けられたかや、損をしたかを確認することができます。
本来は、同じ値動きをするわけではないので利益を保証するものではないのですが、FXは似たような動きを繰り返す特性があるので、最適なトラップ幅や利確幅、仕掛ける本数などを設定する目安になります。
自動売買は設定が全てなので、最も大きな利益を得るための設定を見つけるために、バックテストは有効な手段と言えます。

トラリピ バックテストでできる通貨ペアの種類

バックテストでは17週間の通貨ペアでシミュレーションを行うことができます。
それは、米ドル/円、豪ドル/円、ユーロ/米ドル、豪ドル/米ドル、米ドル/スイスフラン、ユーロ/英ポンド、ユーロ/円、NZドル/米ドル、カナダドル/円、ユーロ/豪ドル、NZ/円、英ポンド/円、トルコリラ/円、スイスフラン/円、豪ドル/NZドル、南アランド/円です。
しかし、メキシコペソ/円は対象外になっています。

トラリピ インヴァスト証券のバックテストツールの使い方とシミュレーションに入力する項目とシミュレーション結果の用語

ツールを使う方法は、パソコンからでもスマートフォンからでも使うことができます。
パソコンでバックテストをする方法は、まずトライオートFXの「FXで作る」を選択します。
そして、マルチカスタムを選択します。
このときに、シングルカスタムにしてしまうと、トラリピの複雑な設定のシミュレーションはできないので注意が必要です。
次にバックテストをしたい通貨ペアを選択します。
すると画面の右側に、数値を入力する項目が出るので買う売買には売買を買いにして、レンジ幅、本数、数量、スタート価格、利確幅、損切り、フォロー値、カウンター値の数量入力を完了したら追加するをクリックして、シミュレーションの完了です。
そして必要証拠金やグラフが出てきて、下へスクロールしていくと自分で設定したポジションの一覧が確認できます。
また、トラリピの場合シミュレーションで入力する項目にはさまざまな言葉が出てきて、入力しなくても問題ない箇所なあるのが特徴です。
まず入力するのなトラリピでもよく使われるがレンジ幅です。
米ドルを100円から110円のレンジトラップで仕掛ける場合では、この10円がレンジ幅となります。
ここで、入力の単位がPIPSという単位なので、100pipsは1円なので、レンジ幅は10円の場合は1000pipsと入力します。
次に本数を入力します。
本数は、トラリピでいうトラップ本数です。
レンジ帯が100円から101円でトラップ幅は、0.1円なので本数は11と入力します。
そして数量は、通貨量のことで1000通貨であれば1000と入力します。
スタート価格は、買いトラリピなら上限値を入力します。
例えば、100円から110円のレンジ帯なら110を入力します。
売りトラリピなら下限の値を入力します。
利確幅は、レンジ幅と同様に単位がPIPSです。
1000通貨で利確金額が1000円なら、100と入力します。
損切りは、保有ポジションがいくら下がったら損切りするかということです。
基本的にトラリピでは、それぞれのポジションごとにロスカット値を入力しないので、ここは空欄にしておきます。
フォロー値は、決済したあとにいくら上がったら再度同様の注文発注するかという項目です。
トラリピの場合では、空欄にしておきます。
カウンター値は、決済後にいくら下がったら再度注文を発注するかということです。
トラリピね場合では、基本利確幅と同じ値を入力します。
利確幅が100PIPSなら、カウンター値はマイナス100PIPSです。
仮に100円で買い101円を売るというトラリピの場合は、101円決済したら再度100円で買い101円で売るという注文が自動で設定されます。
これらがシミュレーションのときに入力する項目で、設定する画面で使う用語になります。
シミュレーションの結果についても使われる用語があります。
それは、総合損益です。
総合損益とは、直近一年でどれくらい稼いだかという金額です。
総合損益は、含み損まで含んでいるので、この瞬間に取引を止めたとしてどのくらい儲けることができたかという数値です。
最大DDは、儲けているときと損しているときの差の最大値です。
画面だと青い丸がついているところです。
想定レンジ内で上下している限りは、あまり気にすることはない値のようです。

トラリピ 実際のバックテストの方法

実際にカナダドル/円でバックテストをしてみます。
まず設定としては、買いでレンジは75円から88円で、本数は116本、トラップ幅は75円から88円で0.1円と85円から88円で0.2円、1本あたりの通貨量は1000通貨、利確は800円で決済トレールは有です。
そして手順としては入力項目のところを買いにして、レンジ幅を1320PIPS、本数66本、数量1000通貨、スタート価格88円、利確幅80PIPS、損切りとフォロー値は無しで、カウンター値は-80PIPSと入力します。
そして追加するをクリックします。
すると注文タブに設定が追加され、75円から88円に0.2ずつトラップを仕掛けた際のシミュレーションが完成しました。
結果は2019年10月時点のものですが、1年の儲けでは163766円となりました。
そして75円から85円のトラップが0.1円になるようにトラップを追加していきます。
手順としては、78.1円から84.9円に0.2円ずつトラップを仕掛けます。
ここで重要になるのは、75.1円から84.9円に0.2円ずつのトラップ仕掛けたいところですが、このシミュレーションツールは、最大で100本までのトラップにしか対応していなのです。
そのため先ほど66本仕掛けたので、残り34本です。
75.1円から84.9円に0.2円ずつだと、49本必要なので78.1円から84.9円に0.2円ずつのトラップを34本仕掛けます。
入力の項目に売買を買い、レンジ幅は680PIPS、本数34本、数量1000通貨、スタート価格84.9円、利確幅80PIPS損切りとフォロー値は無しにして、カウンター値を-80PIPSと入力します。
そして、入力完了後に追加するをクリックすると追加されていることが分かり、シミュレーションが出てきます。
また、下にスクロールしていくと、綺麗に0.2円幅の間隔にトラップが追加されていることが確認できます。
すると総合損益は、329860円となりました。

トラリピ バックテストの方ツールにもデメリット

バックテストをする方法はツールを使うことで簡単にできますが、デメリットもあります。
それは、直近1年のバックテストしかできないことです。
また、トラップは100本までしかバックテストできないことです。
そして、決済トレールありのバックテストはできないということです。
決済トレールがないのは、トラリピの特許となっているのでシミュレーションツールにないのも仕方ないと言えます。


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