トラリピのおすすめ通貨ペアの選び方

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トラリピの「おすすめ通貨ペア」とは

トラリピで運用を始めていく際に、先ず初めに悩むポイントがあります。
それは、具体的にどの通貨で取引(トレード)をするか、という事です。
当然、この世の中には、存在する通貨の数だけ、大量の取引数が生じます。
そして、それぞれの通貨で取引をする際の【特徴】というものもあります。
そうした事情を考慮せずに、当てずっぽうに、初心者の感覚のみで、取引通貨を選ぶ事は、当然、非常に危険な行為となります。
ルールを知っていれば勝てるゲームであったとしても、肝心のルールを知らなければ、投資家にとって、勝ち目はありません。
そこで今回は、通貨ごとの特徴を考慮したうえで、トラリピで運用をしていくにあたって「おすすめな通貨」を3つ、ご紹介します。

あなたにとってのトラリピおすすめペアは?

さて、それでは早速、おすすめの通貨ペアを紹介していきたいのですが、その前に1つ、押さえておいて頂きたいポイントについてお話します。
よくこういった記事において「おすすめ通貨ランキング!」などを発表する事があるかと思いますが、その際に、なぜその順番になったのか、判断要素が掲載されていないものも、世の中には、少なくありません。
本来、何かを選択する際には、人それぞれ、立場も、事情も、投資に避ける予算・資金の多寡も、全く違うわけですから、当然、ランキングだって異なるはずです。
もちろん、統計的に最も人気なものから順番に並べる、というやり方は良いのですが、それでは、本当の意味で各投資家に合ったものかは、分かりません。
ですから、どういった判断指標の元に出された結論・ランキングなのか、という点は、各記事を読む際に、しっかりと押さえておきましょう。

トラリピでおすすめの通貨ペアを探す基準とは

実際にトラリピでおすすめの通貨ペアを探す場合、いくつか、ポイントとなる視座があります。

総推移が多い通貨

為替相場は、「上がったり」「下がったり」を繰り返します。
「総推移」というのは、その「上がったり」「下がったり」の振れ幅を、一定期間、計測した時に、どのくらい変動があったか、というものを指します。
話を分かりやすくするために、極端な例ですが、1週間の総推移を測る際に、「1ドル100円」という為替が、一歩たりとも、全く変わらない、という状況が起これば、これはすなわち、総推移としては、当然「0」となります。
逆に、1週間のうちに、1日1回だけ値が変化して、

1ドル100円

1ドル110円

1ドル100円

1ドル110円

1ドル100円

1ドル110円

1ドル100円

という推移を見せたとすると、総推移は「60円」となるわけです。
FX自体が、そもそも、こうした「値動き」を利用して行うトレードですので、常に、相場というものは変化します。
ただし、経済情勢や政治の動きによって、予期せぬ変動を見せる事があり、通貨ペアによって総推移に違いが生まれます。
ちなみに、総推移が大きいのは、一般的に、「英ポンド」や「ユーロ」と言われています。

高低差が少ない通貨ペア

先ほどの「総推移が多いペア」というのは、どちらかと言うと、数多く取引を行い、より勝てる回数を多くするための指標です。
一方、これから紹介するのは、どちらかと言えば、負けにくくするため、言い方を変えれば、リスクを極力排除するための指標です。

通貨ペアでいうところの「高低差」というのは、「高値」と「安値」間の、「差」を意味します。
高低差が大きいというのは、それだけ、値幅の変動が激しく、

  • 大きく勝てる可能性もあれば、
  • リスクを背負う可能性もある、

という事です。
逆に、高低差が少ないという事は、変動が小さいことを意味するため、大きく負ける心配は少なくなります。
数ある通貨ペアの中では、豪ドルやNZドル、加ドルは、比較的高低差が小さい商品と言われています。

マイナスワップを避ける

日本と海外では、金利が異なります。
今、日本では、「マイナス金利」などという、超低金利時代に突入しているため、あまり意識をしていないかもしれませんが、この「金利」も、取引額が大きくなればなるほど、バカに出来ないものになります。
そして、FX投資における「スワップポイント」の存在は、決して、看過できないものです。

  • 自分が日本円よりも金利の高い外貨を持っていれば、「プラススワップ」と言って、差額分の金額を受け取る事が出来ますが、
  • 逆に、日本円よりも金利の低い外貨を持っていた場合には、「マイナススワップ」と言って、足りない分を支払う必要があります。

思わぬマイナススワップを避けるためにも、取引をする外貨が、プラススワップとマイナススワップ、どっちのスワップにあたるかを、あらかじめ、よく確認する必要があります。
ちなみに買いポジポジション(ロング)では、ユーロ×円がマイナススワップ、それ以外は全てプラススワップとなり、売りポジ(ショート)では、その逆となります。
基本的には初心者は買いポジから運用を始めるのが一般的であるため、買いポジのマイナススワップである「ユーロ×円」は、初めのうちは、出来るだけ避けた方が良いでしょう。

トラリピのおすすめ通貨ペアはこれだ

上記したような事情を踏まえると、トラリピのおすすめ通貨ペアとしては、下記のようなものが挙げられます。

トラリピでおすすめ通貨ペア1【カナダドル×円】

先ず、おすすめしたいのが【カナダドル×円】という組み合わせです。
この通貨ペアの場合、高低差が少なく、総推移に関しても、多過ぎず、少な過ぎず、というところで、非常にバランスの取れた通過ペアになります。

1回の利益は少ないとしても、適切なレンジ幅の中で、小さく何度も勝ちを積み重ねる事が出来れば、総額でみれば大きな利益へとつなげられる可能性もあります。
ローリスク・ミドルリターンの通過ペア、とも換言できるでしょう。

トラリピでおすすめ通貨ペア2【豪ドル×円】

次におすすめなのが。【豪ドル×円】のペアです。
これも、特徴としては、上記した、【カナダドル×円】の通貨ペアに似ています。
高低差はあまりなく、狭い範囲の中で着実な運用をしていく事が狙いとなります。
運用をし始めて、しばらくのうちは、トラリピに慣れるためにも、ある程度、1つの通貨ペアに絞った方が良いですが、慣れてきたら、複数の通過ペアで分散をさせていく、というのが、本当の意味でのリスクヘッジにはなります。
ですから、最初は「カナダドル×円」の通貨ペアで運用してみて、「そろそろ別のペアも試してみたい」というタイミングになったら、【豪ドル×円】への取り組みを検討してみても良いかもしれません。
同じような通貨ペアに、【NZドル×円】もあります。

トラリピでおすすめ通貨ペア3【英ポンド×円】

ここまで紹介してきた通貨ペアとは異なり、「ある程度まとまった収益を出していきたい」と考えている方には、【英ポンド×円】の通貨ペアがおすすめです。
というのも、この通貨ペアの場合、総推移も多く、高低差も激しいので、もしも上手く流れを捉える事が、出来れば一気に大きな収益を見込めます。
逆に、その分、リスクも高いので、これはハイリスクハイリターンの通貨ペアです。
初心者がいきなり手を出すと、相場の感覚もないため、危険でしょう。
トラリピに慣れ、ある程度余裕が出てきた余剰資金の中で、少しずつ、始めていき、徐々にコツを掴んで来たら、額を増やしていくのが良いかと思います。

投資家個々人に合った通貨ペアを見つけよう

いかがでしたでしょうか。
本記事においては、トラリピで運用をしていくにあたってのおすすめの【通貨ペア】について、いくつか、御紹介してきました。
基準としては、

  • 総推移が多い通貨ペア
  • 高低差が少ない通貨ペア
  • マイナスワップを避ける

等と言った視座が、ポイントとなってきます。

もちろん、他のインターネットネットなどに載っているランキングを元に、自分の通貨ペアを決めるのも、一興ですが、まずは手始めに、上記した3つの基準をベースに、それぞれの通過ペアに関して、自分なりに情報・コツをまとめてみるのも、面白いかもしれません。
なお、おすすめ通過ペアは、何もいつも一緒とは限りません。
投資家それぞれの習熟度・リスク許容度に合わせて、おすすめの通貨ペアが変化をしていく事も、十分、ありますので、自身のレベルに合わせて、最適な選択をしていきましょう。
何よりも大切なのは、まず、自分の頭で考える事です。

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