トラリピとウェルスナビ
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トラリピとウェルスナビとの併用とは
資産運用の手段としてトラリピとウェルスナビとを併用するという考え方があります。またウェルスナビを止めてトラリピに絞るという考えもあり、逆にトラリピを止めるという考えもあります。金融資産の投資バランスを変更する大きな決断であり、それぞれにはそれぞれの十分な考えの元行っている場合がほとんどです。しかし、トラリピもウェルスナビも知らないという方も意外と多いのが現実で、それぞれどんなものなのか疑問も多いのではないでしょうか。今回それぞれの特徴や長所を説明し、どちらが優れているのか、また併用する場合どのように行うのかと言ったことについてお話ししていきます。これを読めばそれぞれの良さや組み合わせの良さ、また長所を生かすための資産運用法の参考になってくれるのではないでしょうか。
まず大まかにそれぞれについて紹介していきます。
トラリピはFXと呼ばれる通貨の為替取引を行って利益を上げる資産運用法です。例えば、日本円と米ドルの間で取引を行う場合は1ドル100円の時にドルを買って、110円の時に売って円儲けるという取引で、それを自動で行ってくれるものです。レバレッジと言って通常よりも多く手持ち資金を持っていると仮定して取引を行い通常の倍以上の利益を上げることもあれば損失も倍になることがあるため、自動取引を行ってこまめに売り買いを行っていく手段の一つです。
ウェルスナビはロボアドバイザーによる資産運用を行う企業です。ロボアドバイザーはお金を預ければお金を株式や債券、土地と言ったものに変えて、価値が上がったら自動で売って、別のものを買っていき資産を増やすというものです。
簡単に言うと両方とも自動で資産を動かしてくれますが、トラリピは外貨などの為替相場、ウェルスナビはそれ以外の様々な資産でお金を増やしてくれるものです。
次の項目からそれぞれの特徴や長所についてお話ししていきます。
トラリピとの比較:ウェルスナビの長所や特徴
まずウェルスナビの長所や特徴をお話しします。ウェルスナビの長所は完全に自動であることや分散投資です。
トラリピの場合は設定を行い、トラップをうまく仕掛けていく必要があります。そのため、ある程度の金融の知識が要求されるのです。それに比べてウェルスナビの場合はAIなどによってお金さえ積み立てていけば確実に資産を運用し、設定値などは強いて言えばリスクをやや多めに取るか、少なめに取るかと言った程度の設定のみで後は完全に自動による運用になります。そのため金融の知識がなくとも資産運用を一任することができます。これは気軽に資産運用ができるという点で大きな長所と言えますし、今から知識なしでも始められるという気軽さもそれに含まれると言えるのです。
分散投資も長所です。ウェルスナビは様々な金融商品に投資を行います。ざっと挙げていくと米国株、日欧株(欧州やアジアなど、米国を除く先進国の株式に投資する)、新興国株(成長著しい新興国の株式に投資する)、米国債券(米国の国債や社債)、物価連動債(アメリカ合衆国政府が発行している物価の上昇に合わせて価格が上がる債権)、金(文字通り地金に投資)、不動産(米国の不動産市場にあるオフィスビルやホテル、住宅などに投資)と言った様々なものに対し自動で資産の分散投資を行っています。そのため価値が下がってきたら別のものというようにリスクヘッジがなされているという強みがあります。
このような特徴や長所を持っていることからウェルスナビはトラリピに比べて、敷居が低く、リスクヘッジもしっかりしているという点で優れていると言えます。
ウェルスナビとの比較:トラリピの長所や特徴
FXの自動売買システムであるトラリピにもウェルスナビにない長所があります。それは自由度が高いという点と大きく利益が期待できる通貨の組み合わせに焦点を当てられるという点です。
自由度が高いというのは設定が自在にできるという点です。例えば自動売買を行うタイミングや自動売買に対応する相場の範囲(レンジ)が自由に設定できるという点です。これにより、自分好みに自動売買を行ってくれます。例えば自動売買を行うタイミングを数銭単位にしてこまめに稼いで行ったり、レンジを広くして余程相場が変化しない限り広いレンジ内で仕事中や就寝中もFXをさせると言ったことができます。つまり、ハイリスクハイリターンにもできますし、その逆にもできるのです。これはウェルスナビ以上に幅広い設定範囲です。
大きな利益が期待できると言うのも特徴です。ウェルスナビは基本的に先進国や成長が見込める発展途上国を中心に投資を行っています。しかし、トラリピは発展途上国のみの通貨の組み合わせを行うと言ったことが可能です。これは何を意味するかというと非常に大きな利益を上げられる可能性を持っているということです。発展途上国の通貨は価値が不安定なことも少なくありません。言い方を変えれば相場が不安定に動けばトラリピの設定によってはきちんと相場に合わせた売買を行いどんどん為替差益(運用益)を挙げてくれることも期待できるのです。しかもレバレッジをかけているのでその差益も倍々に増えていく可能性を秘めているのです。
このように若干敷居が高いですが、大きな利益も狙えるというのがトラリピの特徴であり、長所です。
ウェルスナビとトラリピはどちらが優れているのか?
ウェルスナビとトラリピではどちらが優れているのかということですが、結論を言うと一長一短ということです。短期的に見た場合、長期的に見た場合、そして可能性と言った面で見ていきます。
短期的に見た場合はトラリピの方が優れています。設定をいくらでも変えられるので、為替が動いた分だけ手元のお金を増やすこともできます。なので、一晩起きてみたら、資産が一気に増えているということもあり得なくはないです。逆にウェルスナビは一晩でそこまで変わりません。時に誤差かと思うほどしか変わらない場合もあります。
長期的に見るとウェルスナビが優れている可能性が高いです。トラリピは一度うまく作動すると一気に稼げる場合がありますが、基本的に含み損を抱えているので、放置した場合そのまま資産が減っていき長期的に見ると減っている可能性が高いです。こまめに設定を変えて対応していけば増える可能性がありますが、仕事をしながらなど制約がある状態で長期的に利益を出し続けるのは難しい場合があります。
ただ、可能性に関してはトラリピは一気に資産を増やす可能性を秘めているのに対しウェルスナビは複利でじっくり資産を増やしていくという意味で一気に増やせる可能性は低いです。
このように状況に応じて優れている場合、そうでない場合があるということです。
トラリピとウェルスナビの長所をそれぞれ生かそう!
トラリピとウェルスナビとではやや性格が異なります。なので、言い方を変えればトラリピのリスクヘッジとしてウェルスナビを使ったり、逆にウェルスナビに加えて一気に稼ぎたい、余剰資金を生かしたいと考えている場合にはウェルスナビを使いつつトラリピで自動売買を行うと言ったようにそれぞれを組み合わせて自分なりのポートフォリオを作るという考えもありなのではないでしょうか。もちろん資産をどうしたいかはその人次第ですから、それぞれの長所を知ったうえで自分なりの資産運用のスタイルを築き上げていくのも良いと言えます。
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