メキシコとトラリピ

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メキシコは経済規模が世界14位 トラリピではメキシコペソ/円の取扱いが開始された

2019年5月より、トラリピではメキシコペソ/円の取扱いが始まりました。
通貨の安定性やリスクが低いことから、メキシコペソは優れていると言えます。
また、メキシコペソは高い金利通貨にありがちな不安定な値動きが無いのが特長です。
過去10年間は5円近辺を底値とし、比較的安定しています。
さらに、日本との政策金利の差が大きく高額なスワップポイントも望めます。
そしてメキシコな、中南米の中ではブラジルに続く世界14位の経済規模を誇っています。
若年層の比率が高く、労働力の心配がないので、順調な経済成長が見込まれます。
メキシコペソの為替に関していうと、隣国の最大輸出国であるアメリカの経済状況が大きく影響します。
アメリカが好景気である間は、メキシコの貿易も活発になります。
その結果必然的にメキシコペソも安定します。
メキシコペソのチャートを見ると、リーマンショックや米ドルの利上げによる下落が大きくなっているものの、それを除くと、着実にレンジ相場が形成されています。
さらに、近年の値動きは、5円後半から6円の間で穏やかに推移しています。
しかし、振興国であるために、米ドルやユーロ、日本円、英ポンドや豪ドルとは違います。
取引量に関しては、世界的には少ないです。
取引通貨量における世界的なシェアは、1.1パーセントに過ぎないのです。
取引量が多い通貨は、為替市場が堅調で極端な値動きが少ないので、ロスカットのリスクが高くないです。
ところが流動性の低い通貨は、相場の急激な暴落のリスクがあるのでロスカットされないように、レバッジを抑えて運用する必要があります。

チャートから判断するメキシコペソ/円

メキシコペソ/円のチャートから判断すると、スワップポイントが高いです。
しかし、売りポジションではメリットが無いようです。
そのために買いポジションのみにします。
過去10年の為替値動きは、5円から8円のレンジ相場になっています。
しかし、近年は変動幅が5,27円から6,17円と1円を切っているので、狭く安定した範囲で動いています。
売買のレンジに関しては、最安値を4円88銭にすることで、過去の底値までカバーできます。
最高値は6円48銭にし、レンジ幅は1円60銭にします。
高金利の通貨は下落の危険性が高いために、下値を低くするのが肝心です。
6円50銭以上の買いポジションは、身動きでず塩漬けになる危険性があります。
また4円80銭から6円0銭でレンジ幅を1円20銭にし、安全性を高めレンジ幅を少し下げるのも有効です。
トラップ値幅は、最大ポジション数を17本にして、トラップ値幅を10銭にします。
すると、負担の少ないポジショニングができます。
また、最大ポジション数を21本にして、トラップ値幅を6銭にすると、細かい値動きに対応できるようになります。
また通貨数は、最低単位の1万通貨にします。
そして利益幅です。
2018年1月の平均変動幅は、0.07円です。
そのために、この範囲に利益幅を設定するとポジションの決済が確実になります。
まず、利益幅は5銭値上がるごとに決済できるように、500円にします。
また600円で、ポジション確保に合わせて6銭値上がるごとに決済できるようにするのも方法です。

メキシコペソ/円を運用では余裕のあるレバッジに

トラリピ取引で利益を上げるために、防がなければならないのが資金を大幅に失ってしまうロスカットです。
ロスカットを防ぐには、1日の変動に耐えられるだけの余裕を持ったレバッジにする必要があります。
メキシコペソ/円は、為替が安い分必要証拠金な少なくて済む利点があります。
そして、適正なレバッジを調べるには過去のチャートにおいて、1日間でどれくらい下落したかを知ることが大切です。
過去10年、メキシコペソ/円の最大下落率は、始値から安値にかけて最大15.2パーセントです。
15.2パーセントは実際起きた数値です。
そのために、さらに余裕を持って現在の為替から20パーセント下落しても耐えられるレバッジが理想になります。
現在のメキシコペソ/円の為替は5.5円なので、1.1円下落することを見越し計算します。
20パーセント下落があったと仮定した場合のレバッジは含み損額を計算してみると、まず現在の為替の5.5円から暴落時の為替の4.4円を引きます。
そしてそこに通貨数の10000を駆けると11000円になります。
また取引証拠金を計算してみると、現在の為替の5.5円に通貨数の10000通貨を駆け、25倍のレバッジで割ります。
すると取引証拠金は、2200円になります。
必要証拠金は、含み損額に取引証拠金を足すと出てきます。
含み損の11000円に取引証拠金の2200円を足すと13200円になります。
最適レバッジは、まず通貨購入代金の5.5円に10000通貨を駆けます。
そして駆けたものに、必要証拠金の13200円を割ることで出てきます。
すると最適レバッジは、4.17倍になります。
メキシコペソ/円の最適レバッジは、4.17倍となります。
つまりは、為替が5.5円であれば1万通貨あたり13200円の資金を用意するれば良いことになります。
メキシコペソ/円は為替が5円程度と安いので、それほど多くの資金は必要ないと言えます。

メキシコペソ/円 スワップポイントの利回り

メキシコは、政策金利が高いです。
そのためにトラリピでは、買いポジションでのスワップポイントが1万通貨あたりで1日11円もらえます。
売りポジションは、-21円です。
11円のスワップポイントを1年換算すると、4015円となります。
メキシコペソの購入代金が55000円だとし利回りを計算すると、4055円を55000円で割れば出てきます。
すると、利回りは7.3パーセントになります。
また、日本の銀行預金は金利が0.01パーセントのために、100万円を銀行に預けても1年後に100円しか利子がつきません。
しかし、メキシコペソを100万円分持つことで、1年後のスワップポイントは、7万3000円もつきます。
仮に、レバッジが4.17倍の必要証拠金である13200円で運用したとすると、利回りは30.4パーセントという数値になるのです。
また、スワップポイントの4015円がもらえるということは、13200円から4015円を引くので実質的に必要証拠金が9185円に減ることになります。
これは、レバッジを約6倍掛けても安全だということになります。

メキシコ トラリピ メキシコペソ/円のスプレッド

トラリピのスプレッドは、変動制のために日によって異なります。
しかし、メキシコペソ/円のスプレッドは、1.6銭から1.8銭の間になっています。
同じ高金利のトルコリラ/円が8.0銭で、南アフリカランドが2.0銭からするので、メキシコペソ/円のスプレッドは得だと言えます。
また、主要通貨の米ドル/円は3.0銭、ユーロ/円は5.0銭、豪ドル/円は6.0銭であることからしても、メキシコペソ/円のスプレッドは運用面においては有利です。
トラリピのスプレッドでは、カナダドル/円が最も低く1.0円なのですが、それに次いで低いのがメキシコペソ/円の1.8銭です。


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