トラリピの両建て

トラリピの両建てとは

トラリピは為替相場のFXで利用される自動売買です。このトラリピに両建てという手法も存在します。しかし、トラリピは知っていても両建てという言葉が入ると分からなくなる方も少なくありません。そこで今回このトラリピの両建てについて概要を説明し、お得な理由と注意が必要な落とし穴、上手な付き合い方を紹介しながら、トラリピの両建てについて解説していきます。これを読めばきっとトラリピの両建てが何なのか知ることができるのではないでしょうか。
早速トラリピの両建てとはなにかということについてお話ししていきます。それぞれの意味を解説したのち、どんななものなのかを説明していくつもりです。
トラリピとは冒頭でもお話しした通りFXの自動売買の一つです。手持ちのお金の何円分(設定上は何通貨単位)をいくらの時に売って、いくらの時に買うという仕掛け(「トラ」ップ)をいくつか作り、それを延々と繰り返す(「リピ」ート)という仕組みがトラリピによる売買になります。
両建てとは二つのポジションを同時に持つということです。例えば米ドルと日本円のコンビであれば、一方で米ドルを買ったら、一方は米ドルを売る(日本円を買う)、一方で日本円を買ったら、一方で日本円を売る(米ドルを買う)という方法が挙げられます。普通に考えると逆のことをしているだけでトータルでは儲からない、意味がないように思える取引手法となっているため、通常の取引では証券会社によってそのようなことが出来ないようにしている方法です。
トラリピの両建てとは2つのトラリピを使って、それぞれ逆のことを行う行為のことを意味します。一見無意味な方法ですが、実は様々な特徴を持った取引なのです。

知っておくとお得!トラリピの両建て

トラリピの両建ては知っておくとお得な点があります。それは利益が単純計算で2倍になるという点、トラリピの場合は証拠金が多いほうのポジションだけで大丈夫という点です。
利益が単純計算で2倍ということになりますが、これはトラリピなどの売買方法特有の特徴です。通常の取引であれば、売りと買いのポジションを両方持っていても利益が相殺されるだけで全く意味がないのですが、自動売買の場合は決済の回数が多いほどもうかるという仕組みになっています。つまり、両建てにすると決済回数が2倍になるため利益を得る機会が2倍になり、利益が単純計算で2倍になるのです。これは上がったり下がったりする相場で利益を出すのを得意とするトラリピの買い方特有の利益の上げ方と言えます。
証拠金が少なくて済むのもメリットです。両建てを行うとそれぞれに同額の証拠金が必要になると思いがちですが、トラリピの両建ての場合は多めに出した方だけで取引できます。極端な話をすれば(実際そういったことはありませんが)片方が10万円の証拠金で、片方が1円の証拠金であれば10万円だけで両方両建ての取引ができるというメリットがあるのです。
このように利益を出しやすく、元手が少なくて済むというメリットがあります。これは(通常だと相殺されるのにトラリピでは利益が出る仕組みとして)トラリピの売っても買っても利益が出せる買い方をしてるということがポイントです。

注意点も存在!トラリピの両建ての落とし穴

少ない元手で利益が倍というとおいしい話に聞こえてしまい、なぜ皆やらないのかという考えを持つ方もいると思います。その理由としていくつか注意点があり、その注意点があるがゆえに躊躇する方も少なくないということです。その点はロスカットレートが1本増える点、常に含み損を抱えている点、マイナススワップがえるという点です。
ロスカットレートとは、これ以上上がったり、下がったら証拠金がすべてなくなり、マイナスの損失が出るレベルのことです。このレベルに達したら大きな借金を背負ってしまうので、未然に取引をストップするというレベルがロスカットレートです。二つのポジションを持つということはそのレートが上と下と二つできるということで、大きな相場の動きが起こった場合上がっても下がってもロスカットになってしまいます。つまり、利益も倍になればリスクも倍になるのです。
常に含み損がある状態というのも注意点として挙げられます。含み損とは元の通貨に換算した時、最初のお金よりも減っているという状態です。これは両建てを行うと仕方がないことと言えます。なぜならレートが上がれば片方の含み損がどんどん減る代わりに、片方がどんどん増え、下がっても同じことが逆に起こるという形になります。
マイナススワップが大きい点ですが、スワップはスワップポイントと言い、利息のようなものです。この利息は必ずしもプラスではなくマイナスのものもあります。つまり、持っているだけで手数料のようにお金が引かれていくのです。両建ての場合必ずスワップポイントがプラスについている側の反対側はマイナスになっており、しかもマイナスの方がその金額が大きいという状態です。例えば米ドル円であれば片方が14円のプラスなら片方のポジションは-74円というような形を取ります。つまり、マイナススワップが大きいので、維持するだけでお金が減っていく仕組みです。
このようにリスクが上がり、含み損を抱え、しかも両建てを続ける限りどんどんスワップでお金が減っていくという点に注意が必要なのがトラリピの両建ての注意点と言えます。

メリットを生かせばトラリピの両建てで成功に近づく!

ネガティブな面を見るとトラリピで両建てを行うのに抵抗を覚える方もいると思います。しかし、デメリットはある程度対策を立てることで回避できるのです。
ロスカットレートが二つになるという点に対しては、両建ての時は設定でロスカットレートを広めにしておくことでリスクを軽減することができます。もちろんその分利益のチャンスは減りますが、それを補って余りある利益をもたらしてくれることが多いです。ちなみにレートの広さですが、過去15年のチャートの最高値と最安値を超える広いレートで設定しておけば、よほどのことがない限りレートを外れることはありません。
含み損を抱えている点に対しては現金を戻す場合に最初含み益がある方を現金に戻して、もう片方の含み損がある方が含み益を持ったタイミングで戻すという方法をとる必要があり、その点が注意すべきポイントと言えます。
またスワップポイントでマイナスが出続ける点は、利益の多さを考えれば深刻に見る必要がないくらいのマイナスという場合が多いです。ただ、トルコリラなどスワップポイントのプラスが大きい通貨ほど逆のポジションではマイナスが大きくなるので多少留意する必要はあります。
このようにマイナス面も十分な対策を行えばFXでもトラリピの両建ては十分利益を上げるポテンシャルを秘めているのではないでしょうか。

様々な面を知ってトラリピの両建てを始めよう!

トラリピの両建てはトラリピの長所である上下変動の多い相場に対して、より効率よく利益を上げるだけの力を持っています。
しかし、レンジが2つある特徴やスワップでマイナスになるなどデメリットもその分増すという注意すべき点があるのも事実です。
そんなトラリピの両建てですが、注意して利用すれば意外な収益を上げることも十分可能と言えます。もし、トラリピに慣れてきて両建てにも挑戦したいのであれば、余裕のある資金で広めのレンジ幅をとって行うのがオススメの方法です。

Author Information-トラリピ・ラボとは

トラリピ・ラボ
トラリピ情報専門メディア、トラリピ・ラボ。
トラリピに関する専門情報を、ご提供して参ります。

メディア掲載(※一部。順不同。)
・財経新聞
・東京ビューティー
・朝日新聞デジタル&M
・徳島新聞Web
・とれまがニュース
・ZAKZAK
・SANSPO.COM
・SankeiBiz
・RBBTODAY
・Mapionニュース
・Infoseekニュース
・excite.ニュース
・BIGLOBEニュース
・@nifty ビジネス
・トレンドタイムス