トラリピの基本をマスター

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トラリピとは

トラリピは簡単に言うと、FXの「自動売買」ツールのことであり、マネースクエアという会社から提供されているサービスです。「イフダン」、「リピート」、「トラップ」という3つのシステムの組合せになっており、この独自システムで特許を取得しています。

イフダン

イフダンでは以下のようなことを行います。

例えば、円ドル為替において『111円で買い、112円で売り』というように設定します。そうすると、トラリピが自動的に111円で買って、112円になると売ります。購入価格と売却価格をセットで注文できるため、為替の値動きをいちいち気にかける必要がありません。いわゆる、株式取引の「指値注文」に似ています。

リピート

リピートはその名の通り、同じ注文を繰返すことです。

上記の例で言うと、『111円で買い、112円で売り』の取引後、また111円になったら改めて買い、112円になったら再度売ります。このような取引を繰返します。つまり、イフダンが繰返されるということです。

ただし、取引成立後のリピートになるため、取引が成立しないとリピートは発動しません。例えば、為替が111円から111円50銭になって、また111円に戻った場合は112円で売るという取引が成立しないため、リピートは行われません。

リピートは、為替が一定の値幅の中で細かい上下動を繰返す「ボックス相場」の時に非常に有効となります。

トラップ

トラップは英語で「罠」という意味であり、いくつもの注文を仕掛ける設定をすることです。

イフダンとトリップの場合は、前提として『112円で売り』が成り立たないと何の意味もありません。そんな弱点をカバーするのがトラップです。トラップの方法を一言でいうと、複数のイフダンを行うことです。

例えば、以下の設定をしたとします。

  1. 『111円で買い、112円で売り』
  2. 『110円で買い、111円で売り』
  3. 『109円で買い、110円で売り』
  4. 『108円で買い、109円で売り』

その時に、為替が108円まで下がり、111円まで上がったとします。1)では取引が成立しないため、利益が確定しません。しかし、2)~4)では取引が成立し、利益を取ることができます。

トラリピのメリットとは

トラリピのメリットとして、以下のことが挙げられます。

仕事に集中できます。

トラリピを利用すれば、後は自動的に取引が行われます。取引をするために時間を費やす必要がありません。従って、サラリーマンが仕事の手を止めて値動きを見なくて済み、仕事に集中できます。また、FXは為替が商品であるため、取引自体は24時間稼働しています。夜中まで起きてパソコンに見入る必要が無く、ゆっくり寝られます。

リスクが限られています。

投資にはリスクが付きものです。それはトラリピも変わりません。ただし、買いと売りの価格を設定してあるため、リスクの範囲が限られます。事前に最悪の損失額を想定しておけるため、収支の管理が容易です。

ちなみに、トラリピには「ストップロス設定」という制度もあります。ストップロス設定とは、予め損切り(含み損の損失を確定させる)価格を設定することです。ストップロス設定をしておくと、予定した損失額以上の損失を防止できます。

トラリピの使い方とは

トラリピでは投資経験の浅い人でも迷わず取引ができるように、「らくトラ」という容易な注文方法のシステムが用意されています。
始めに、トップ画面左側にある「らくトラ」をクリックします。
すると、注文画面が表示され、画面にある以下の質問に答える形で設定していきます。

①通貨ペアは?

円ドルの他にも多数の通貨ペアがあり、任意のものを選択します。

②売り買いは?

為替が上に向かうと思ったら「買い→売りのイフダン」、下に向かうと思ったら「売り→買いのイフダン」を選択します。

③新規注文を仕掛けるレンジの上限は?、新規注文を仕掛けるレンジの下限は?

『111円~112円の範囲』で取引をする場合は、上限を112円、下限を111円と入力します。

④仕掛けるイフダンの本数は?

仕掛けるイフダンとは「トラップ」のことです。細かく注文したい場合は多めに設定します。

⑤1本1本は何万通貨?

1つの注文における通貨単位を決めます。「何万通貨」となっていますが、1,000通貨単位でも可能です。その場合は「0.1」と入力します。

ちなみに、上記の④及び⑤は、「証拠金」の額を上回ることができず、証拠金の範囲内での設定になります。
例えば、③のレンジ価格(上限値)を112円、④の本数を30本、⑤の通貨単位を1,000枚にした場合、取引額は以下になります。
112円×30本×1,000枚=3,360,000円
証拠金は取引額の4%と定められているため、以下の金額を納めていなければなりません。
3,360,000円×4%=134,400円

⑥1本あたりねらう利益は?

1つの注文で、どのくらいの利益を目標とするのかを設定します。100円や200円と入力することで、トラリピが決済する価格を自動で決めてくれます。

⑦決済トレールを設定しますか?

決済トレールとは、トレンド(値動きの流れ)が反転した時点で決済するというものです。細かい利益の積み上げを狙う場合は「設定しない」、利益を最大限に狙いたい場合は「設定する」を選択します。

例えば、『111円で買い、112円で売り』の注文を出したとします。決済トレールを「設定しない」場合は、112円になった時点で決済されます。仮に、113円まで上昇が続いた場合は、1円分の利益を取り損ねます。

一方、「設定する」にした場合はトレンドに沿って行くため、すぐには決済されません。112.5円、113円、113.5円、114円と、トレンドが上昇傾向にある場合は、決済価格も上昇します。仮に、114円でトレンドが反転した場合は、その時点で決済されます。

ただ、成行価格で決済されるため、114円で決済できるとは限りませんが、それでも「設定しない」場合の112円の決済よりは2円近く儲けが増えます。

⑧ストップロスは設定しますか?

FXの相場は上下動を繰返すものではありますが、一気に下落トレンドへ突入することもあります。そういった時のリスク回避としてストップロス設定をしておくと、予想外の損失額を抑制できます。

「設定する」にチェックを入れると、ストップロスの設定価格を記入できます。なお、ストップロスが発動した場合の損失額のシミュレーションができます。

以上で、注文における全ての設定が終了です。画面に「ご注文ありがとうございました。」と表示されます。後は、トラリピが自動的に売買をしてくれます。なお、ポジションや取引履歴の確認、及び注文の取消や訂正は、画面の左側にあるメニューから行えます。

トラリピの口座開設方法とは

トラリピを始めるにはマネースクエアの口座を開設しなければなりません。マネースクエアの口座開設は公式サイトから簡単にできます。

  1. ホームページにある「口座開設」をクリックし、「個人」か「法人」かを選択し、次に「FX」か「株価指数CFD」かを選択します。トラリピを利用する場合は、「FX」を選択します。
  2. 申込ページで、名前や生年月日、電話番号、メールアドレスなどの必要項目を入力します。
  3. 銀行口座を登録し、投資経験を入力して「申し込む」をクリックすれば、入力手続きは終了です。
  4. マネースクエアから「書類ご提出のお願い」というメールが届きます。メール内にある「アップロード画面」のリンクを開き、本人確認書類を写真に撮って、画像をアップロードします。

なお、トラリピでは「個人番号カード(顔写真付きマイナンバーカード)」か「マイナンバー通知カード」の提出が必要です。全ての手続きが完了すると、書留でIDやパスワードが送られてきます。これで、トラリピにログインでき、取引ができます。

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