トラリピと、ユーロドル運用について

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トラリピとユーロドル

トラリピは自動売買システムとして知られているもので指定した利益を狙って売り注文や買い注文を行い、それによって利益を狙っていく仕組みです。
日本の数多くある自動売買でも人気のあるシステムであり、利用者も多いと言う特徴があります。
一方ユーロドルは欧州の基軸通貨であるユーロとアメリカおよび国際的な基軸通貨である米ドルの通貨ペアを意味します。
これは日本でこそ日本円米ドルの通貨ペアに比べてややマイナーなものの、国際的に見ればもっとのメジャーな通貨ペアです。
そんなユーロドルもトラリピで対応可能であり、運用することもできます。
今回、トラリピとユーロドルと言うテーマで、トラリピで行うユーロドルは日本円の通貨ペアとどのような違いがあるのかと言うことやこのペアをトラリピで行うメリット、そして注意点などを解説していきます。

トラリピでユーロドルができる

トラリピではユーロドルの組み合わせで取引が可能となっています。
ただし、日本円のペアと異なり、用意されているのが米ドルとの組み合わせと日本円との組み合わせのみです。
米ドルに比べると取引量が少ないのと、若干日本ではなじみがない事からトラリピでもその組み合わせだけとなっています。
ユーロの通貨の特徴としては日本と似た面があり、先進国通貨として比較的安定した価格を維持していることや日本と同様(2020年1月現在)にマイナス金利を行っていることという共通点があります。
ただし、日本円よりも世界的に見て取引量が多いため、値動きが細かいという点は異なる通貨です。
この特徴から言えることは、安定した価格を維持しているということでレンジ相場と言う価格に米ドルペアや日本円ペアとの場合、なりやすい傾向があり一定の価格帯で通貨の価格が上下に動くという傾向があります。
マイナス金利は、ユーロのポジションを持った場合、マイナススワップを生みやすい傾向が挙げられるという特徴です。
マイナススワップとは持っているだけで手数料のように毎日お金を支払う必要があるもので、今回のユーロドルと言う組み合わせにおいて発生するものになります。
こういった特徴を持ったユーロに対し、米ドルはユーロ同様先進国通貨として安定した価格を維持しているという点で共通しているものの、プラス金利となっているため米ドルのポジションを持てば若干ですがスワップポイントが得られるという点で異なるのです。
先進国通貨同士のペアであるため安定した価格推移が期待できる反面、政策金利が異なることによってスワップポイントのプラスとマイナスの幅が比較的広いという特徴を持ったペアと言えます。
このペアを自動売買のトラリピで行うメリットや注意点はどんなものなのかと言う点に注目し、これから解説を行いどういった方針で運用する場合が多いのかと言った事例も提示し、まとめました。

トラリピでユーロドルのメリット

トラリピでユーロドルを行うメリットは、レンジ相場になりやすくトラリピが利益を上げやすい、ロスカットの危険性が比較的少ない、世界中で24時間頻繁に取引されていると言ったことが挙げられます。

レンジ相場になりやすいのはトラリピを行う上で大きなメリットです。
新興国の通貨(トルコリラやメキシコペソ、南アランドなど)と先進国の通貨(米ドル、ユーロ、日本円、英ポンドなど) の組み合わせだと、価格が乱高下するのですが、この先進国通貨同士であるユーロドルでは、レンジ相場と言って先ほども触れたように一定の価格帯で安定して推移する傾向があります。
この傾向はトラリピに有利に動くのです。
トラリピは基本的に設定した金額になったら売るという設定を行ったトラップを複数本貼って、自動的にそれを設定し続けます。
例えば、1本のトラップで100円の利益が出るように設定したら、そのタイミングで取引を行い利益を出すという動きです。
つまり、決済が成立する(買ったものをより高く売った時や売ったものをより安く買った時)たびに利益が出るという方式になります。
そのため、似たような価格を推移するユーロドルはトラリピの取引が成立しやすいことがあげられるのです。
ロスカットの危険性が比較的少ないというのもメリットと言えます。
新興国通貨と先進国通貨の場合、急な値動きの変化が起きやすい傾向です。
短期的なトレーダーで手動による取引を行っている投資をするスタイルであれば、一気に利益を上げられるペアと言う見方もできますが、こういった相場の動き、いわゆるトレンド相場ではトラリピの決済が決まりにくく、どんどん損失が積み重なり証拠金が無くなってロスカットになるというリスクもあります。
しかし、ユーロドルは比較的安定したレンジ相場になりやすいため、どんどん損失が積み重なりロスカットするような事態になりにくい傾向です。
そのため資金に新興国とのペアほど余裕を持たせなくとも取引しやすいメリットがあります。
24時間世界中で頻繁に取引されている点もメリットです。
日本円だと東京での取引が終わった時点でやや取引量が鈍り相場が少し不安定になることもあります。
しかしユーロドルは世界中で頻繁に取引されているため、24時間常に安定しており、トラリピも安定して決済を行いやすくこういった点もメリットとして挙げられるのです。
このような点からトラリピを長期にわたって動かすのに比較的安全な通貨ペアと言えるのがユーロドルと言えます。

トラリピでユーロドルの注意点

トラリピでユーロドルを動かすのにはメリットも多いのですが、注意点もあります。
それは利益の把握に慣れが必要であること、日本円で出金する際にもう一回為替相場の影響を受けること、そしてスワップポイントです。

日本円とのペアではないため利益や様々な単位が銭ではなくpipsと呼ばれる単位になります。
その理由としてドルもユーロも銭に当たる通貨単位がなく、0.1セントなどと表記しにくいことから便宜上、この聞きなれない単位を使って様々な取引情報を読むのですが、慣れないと利益が出ているのかどうか、あるいは設定の方法に手間取ることに注意が必要です。
出金の際も注意が必要で、為替を考える手間があります。
ユーロドルは日本円を一切介さず取引を行うため、メリットもありますが、出金時に日本円で行う場合はややデメリットとなる場合も出てくるのです。
それは、一度ユーロないしドルから日本円に戻す作業が必要になるのでその際に再び為替の影響を受けることになります。
そのため、すぐに日本円にして出金を試みると大きく目減りしてしまうことがあり、注意が必要です。
最後がスワップポイントで、これはユーロのポジションを取った際に大きなデメリットになります。
このスワップポイントは一日数百円と比較的少額な場合がほとんどですが、一年以上取引を行っていると無視できない金額になり、スワップを考慮して取引をすることは重要と言えるのです。
このような注意点も考慮したうえでユーロドルをトラリピで行うことがポイントと言えます。

トラリピでユーロドルに挑戦しよう!

トラリピでユーロドルを行う場合、方針はハーフ&ハーフで行うというものが採用されることがあります。
これは二つのトラリピを用意し、買いからスタートのものと売りからスタートのものを1つずつ仕掛けて設定した価格帯が重ならないようにする方法です。
これにより少ない投資額で幅広い範囲においてトラリピ決済されやすい状態になるため、少額の投資でもコツコツと利益が出やすくなります。
ただ、pipsという単位や日本円でない通貨ペアに慣れない方は、トラリピを1つだけ使って範囲を設定しトラップを仕掛けるスタンダードな方法がおすすめです。


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