トラリピとコアレンジャーを比較

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トラリピとコアレンジャーの紹介

FXは24時間常に動いている相場です。人の手では限界があることも少なくありません。そんな時に活躍するのが自動売買です。様々な自動売買がありますが、今回、日本国内でも特に有名なトラリピとコアレンジャーの2つを紹介し、それらのメリットや注意点、運用実績の例を紹介していきます。これを読めばきっとトラリピとコアレンジャーの違いが分かるのではないでしょうか。
ちなみにトラリピとコアレンジャーは取り扱いの会社が異なります。トラリピはFXを取り扱う大手企業のマネースクエアが提供している自動売買であるのに対し、コアレンジャーは証券会社のインヴァスト証券が提供する自動売買です。提供元の企業が異なるばかりではなく、システムに関しても異なったもので、メリットや注意点もそれぞれ共通したもの、異なったものがあります。

トラリピとコアレンジャーの特徴

トラリピとコアレンジャーにはそれぞれ特徴があります。それぞれの違いの最も異なる特徴が、トラリピは単独のFXであるのに対し、コアレンジャーは両建てによるFXを行っているという点で大きな違いがあるのです。それ以外に関しては基本的に安いうちに買って高くなったら売るということによる為替差益を積み重ねていくという点で共通しています。
これ以外の違いについてもお話しすると、トラリピはトラップと呼ばれる自動売買のポイントを複数一定間隔で配置していきます。このトラップはそれぞれいくらになったら通貨を買って、いくらになったらその通貨を売るという設定がされており、それらを複数配置します。そしてそれらに対して資金を分散して投資し、相場の動きに応じてトラップが発動し、為替差益を稼いでいくものです。
一方コアレンジャーは両建てです。両建てとは二つの真逆の注文を用意し、片方で通貨を売ったら、片方では同じ分の通貨を買うを言う方法です。通常の取引では全く意味がない方法なのですが、自動売買では差益を生み出すチャンスが二倍になるというメリットを持ちます。また、コアレンジャーはトラリピと異なり、均一に自動売買のポイントを仕掛けるのではなく、設定したレンジの中央付近をコアレンジとして、その付近で密に自動売買が仕掛けられ、それ以外は間隔を広げて売買するという特徴があります。
このように一定間隔で分散した単独注文のトラリピと中心に集中して注文を配置し、徐々に分散した上、両建てで注文を行うコアレンジャーと言う違いがあります。

トラリピとコアレンジャーのメリット

トラリピとコアレンジャーにはそれぞれメリットがあります。トラリピのメリットは少ない資金でも投資可能な点、コアレンジャーのメリットは設定が少ない点、そして共通のメリットはレンジ相場に強く、予想する必要がないという点です。
トラリピは自動売買を行いたい範囲にトラップと呼ばれる自動で売買を行うポイントにお金を割り振っていき、そのポイントになったら自動で通貨を買い、または売却するということで利益を上げます。そういったシンプルなシステムなので比較的少額でもレバレッジをかけることで利益を上げることができます。
コアレンジャーは両建ての仕組みに似ているので、やや資金は必要ですが、簡単な設定だけでどんどん自動売買を行ってくれます。つまり、気軽にFXの自動売買ができます。
そして共通した強みとして、レンジ相場に強いという点です。レンジ相場と言うのは一定の値幅の範囲で激しく相場の上下を繰り返す状態で、トラリピやコアレンジャーが頻繁に自動売買を行い、利益を上げてくれる相場になります。また共に知識がなくとも自動で売買を行ってくれるので、ある程度任せられるという点もメリットですし、深夜や早朝、仕事中など相場がチェックできない時でも自動で売買を行ってくれるのはメリットと言えます。

トラリピとコアレンジャーの注意点

残念ながらトラリピとコアレンジャーにはそれぞれ注意点があります。トラリピは含み損が積み上がってしまう点、コアレンジャーはロスカットになりやすい点、共通した注意点としてはトレンド相場に弱いという点です。
トラリピはロスカットと言う仕組みがないため、設定したレンジから価格の低下の方向に外れた場合、どんどん所有している通貨の含み損を抱えてしまうという弱点があります。そのため、レンジを外れたら速やかに設定をし直すなどの対策が必要です。
コアレンジャーは基本的に両建ての自動売買です。そのため、設定できるレンジ幅を広げにくく、少ない証拠金や投資金額ではすぐにレンジを外れてしまい、ロスカットが発生し証拠金が全て消えてしまうという点に注意が必要です。そういった局面に入らないようにするためには運用資金を増やしてロスカットしにくいレンジ幅にすることで多少の相場のブレでもきちんと自動売買を行ってくれます。また、買い注文のみで運用を行うというコアレンジャーの持ち味である両建てのような仕組みを外してトラリピに近い自動売買にするという手もあります。ただそうなると、コアレンジャーの持ち味がなくなってしまうため、あまりおすすめの方法とは言えません。
両方に共通した注意点として、トレンド相場になったら自動売買がうまく発動しないという点です。トレンド相場とは上がりっぱなし、あるいは下がりっぱなしの相場のことで為替相場の急騰や暴落も含まれます。こういった場面では頻繁に売り買いを行って利益を出して行く自動売買は利益が出しにくい場面となり、そのままトラリピやコアレンジャーで設定したレンジの幅を外れてしまうと、どんどん損失が積み重なってしまいます。そうなった時非常に損失のリスクを抱えやすいので注意して対応する必要があるのです。
これらの注意点を意識して取引を行うのが重要と言えるのではないでしょうか。

トラリピとコアレンジャーの運用実績の例

トラリピとコアレンジャーの運用実績の例を紹介します。まず結果から言うとコアレンジャーの方が利益を出しました。しかし、トラリピは安定して収益を上げており、たまたまコアレンジャーの運用で大きく成功した場面があったためトータルでトラリピより利益が出たということです。つまり、安定したトラリピと波があるがはまると一気に利益が出るコアレンジャーと言う傾向でした。
あるサイトでの実績では、オーストラリアドルとニュージーランドドルと言うレンジ相場になりやすい自動売買向けの通貨ペアで1年実験をしたところ、コアレンジャーの方がトラリピの半分程度の収益しか出なかった月もあれば、トラリピの10倍以上の収益を上げている月もあるという結果で波がありました。
収益の幅もトラリピは1,000円後半から6,000円程度なのに対しコアレンジャーは1,000円前後から12,000円に届く勢いの月があるなど幅が圧倒的に広いという結果でした。
この原因としてトラリピは単独の注文なのに対し、コアレンジャーは最初から二つの注文を一つの自動売買で行う両建て用の自動売買と言う特徴から通常の倍以上の売買機会があるため、その分利益を出しているということが挙げられます。
ただし、コアレンジャーは両建てを行っているので、証拠金の含み損も考慮するという意味で注意が必要です。いずれにしても両建ての分月々の運用実績だけを見れば収益が上がりやすい自動売買と言えます。


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