トラリピと「くりっく株365」の関係
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トラリピとくりっく株365
トラリピは自動売買を行うシステムです。
そして当初FXの自動売買を行った経緯から、FX専用のシステムと思われている方も少なくありません。
しかし、実はFX以外にも対応している取引があります。
それが今回紹介するくりっく株365です。
このくりっく株365は東京証券取引所の株価指数である日経225、ロンドン証券取引所(LSE)における株価指数のFTSE100種総合株価指数、、フランクフルト証券取引所で取引されるドイツの主要30銘柄(ブルーチップ)で構成されるドイツ株価指数(DAX)そしてアメリカ合衆国の代表的な株価指数であるダウ平均株価を対象とした取引のことを言います。
この取引は個別の株を売買するものではなく株価指数自体を対象としてその指数で売買を行うというものです。
このクリック株365はFXに似た特徴があり、レバレッジがかけられることやほぼ24時間取引可能ということが挙げられます。
そのため、トラリピを利用してこの指数取引を行うことが可能です。
このトラリピとくりっく株365についてどのような特徴があるのかを紹介し、注意点なども解説していきます。
これを読めばきっとトラリピとくりっく株365について知ることができます。
トラリピはくりっく株365に対応
トラリピは冒頭にもお話ししたとおり、株式会社東京金融取引所が提供するくりっく株365に対応しています。
対応と言っても限定的な対応ではなく、くりっく株365の提供するすべての証券取引所の株価指数の対応となっており、日欧株、米国株などいわゆる先進国株の取引に完全対応しているのです。
項目も、売りか買いのポジション選択から始まり、トラリピを仕掛けるスタート価格やトラリピ1本あたりの購入枚数、トラリピを仕掛ける間隔金額とその並べる本数、リピートで狙う利益金額や1本当たりの必要証拠金額など、FXの場合と全く同じ設定ができます。
当然FXと同様にトラップを仕掛けた後は自動で売買を繰り返してくれます。
そのため自分の感覚でこれらの金融商品の取引を行わないため、感情に左右されるような事態を防ぐことができます。
そして、株価指数を用いて腰を据えた取引を行い利益の獲得を待つ資産運用を実現することができ、仕事中や就寝中も取引を行ってくれます。
さらにトラリピだけではなく、仕掛けるトラップを一つのみにしておけるリピートイフダンなどの発注機能も搭載しているのでトラリピと組み合わせたり、状況に応じて切り替えると言った柔軟な取引を行うことも難しいことではありません。
このようにトラリピはFXと同様にくりっく株365に対して十分対応しているのです。
トラリピでくりっく株365を行うメリット
トラリピでくりっく株365を行うメリットは多くあります。
それは、リアルタイムで損益確認ができる、24時間取引可能、自由なタイミングで決済できる、レバレッジがFX並み、そして金額変動が大きいので決済タイミングが重なれば一気に利益が上がるという点です。
リアルタイムで損益確認ができるという点ですが、くりっく株365はFXの為替差益同様に配当や金利相当額と言ったものが日々発生します。
そのため、リアルタイムでポジションごとに利益や損失が分かりやすくなっており、現在の資産額を確認するのが簡単というメリットです。
これにより今後の方針を組み立てやすくメリットも大きいと言えます。
24時間取引できることもメリットと言えます。
FXと異なり土日は取引ができないものの平日や祝日はくりっく株365の対象となっている東京、ロンドン、ニューヨークの取引時間帯をすべてカバーしているので24時間取引をすることが可能です。
また、自由なタイミングで決済できるのも魅力であり、メリットと言えます。
一度売りか買いのポジションを持てば決済するタイミングは自由であり、いつでも決済を好きなタイミングで行うことが可能です。
これにより、自分の利益が出ているタイミングで決済を行い、利益を出すことも問題なくできます。
レバレッジがFX並みとなっている点もメリットです。
証拠金の20~30倍の取引が可能となっており、これはFXの25倍に匹敵するレバレッジ倍率と言えます。
このレバレッジ倍率で取引を行えば少ない投資金額でも大きな利益を生み出すことも可能です。
金額変動が大きいのもメリットとして挙げられます。
為替取引のようなわずかな金額ではなく、さまざまな要因によって大きく値動きが起こる場合も少なくありませんからそれに乗じて自動売買を行えば、予想以上に利益を生み出すことも少なくありません。
おもにこれらのメリットがトラリピでくりっく株365を行う魅力とも言えます。
トラリピでくりっく株365を行う注意点
トラリピでくりっく株365メリットもあれば注意点もあります。
それは価格変動が大きいこと、くりっく株365は2021年に廃止が予定されていることです。
価格変動が大きいことは、それだけレバレッジの影響も大きいということを意味します。
これにより、利益が得られるときは大きく得られますが、逆に損失が出る時も大きいということを意味するのです。
そのため証拠金に余裕を持たせると言った適切な対応を行わないと、圧倒いう間にロスカットを引き起こして取引の継続が困難になることも少なくありません。
そういったハイリターンの反動も存在しているという点に注意が必要です。
同様にFX並みのレバレッジもその反動の大きな因子になるため、余裕のある取引を行うのがオススメの方法と言えます。
いずれにしてもFXより、ややハイリスクハイリターンの傾向が強いということに留意が必要です。
また、くりっく株365は2021年3月を目処に上場廃止とする予定となっています。
これは東京金融取引所が2019年にアナウンスしたもので、新商品上場のために、現行のくりっく株365が廃止されるのです。
こういった背景から、現在トラリピでくりっく株365を始めても1年程度で利用できなくなる可能性があり、長期運用が期待できない可能性もあります。
新商品へトラリピがスムースに移行できれば問題ないのですが、そうでない場合は短期取引による利益を目的にくりっく株365を利用するという方針にしておいた方が、今後のことを考えると安全です。
トラリピでくりっく株365に挑戦しよう
このように注意点もありますが、くりっく株365をトラリピで行うのは大きな魅力もあります。
FXによるトラリピの利用も良いですが、この価格の変動を狙った取引で利益を上げるという方法も運用手段の一つとして有効です。
この他、為替よりは今後の見通しが読みやすく、経済ニュースで敏感に動くので損失を取り戻すチャンスも比較的多い投資対象でもあります。
そんなくりっく株365をトラリピで行うのはメリットが多く魅力的です。
そのため、もしFXのトラリピで物足りなさを感じている方はくりっく株365を対象としたトラリピに挑戦してみるのもおすすめと言えます。
余談ですが、2021年から始まるくりっく株365に変わる新しい金融商品は現在上場されている4指数を対象に、決済期限を無期限ではなく、1年に1度だけ対象株価指数でリセット(最終決済)するという決済時期が無期限という魅力がやや損なわれるものになります。
しかし、基本的な仕組みはこれまでのくりっく株365と同じですから、トラリピもスムーズに対応できる可能性は十分あり、今後も目の離せない分野と言えるのです。
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